明暗分かれた世界的スーパースターの電撃移籍 メッシは挽回なるか

シャボン玉とC・ロナウド(ロイター)

地球上で最も偉大な2人の選手は偶然にも今夏に電撃移籍を決断して世界中を驚かせた。ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)は12年ぶりにイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに復帰。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)はフランス1部パリ・サンジェルマンへと移籍した。

これまで何かと比較され続けてきた2人だけに、シーズン序盤の時期だが、英紙「デーリー・メール」がさっそく近況を比較した。まずはC・ロナウド。36歳での復帰とあってすぐに活躍できるか疑問視されたが、何事もなかったかのように公式戦3試合4得点をマークしている。さらにストイックな食生活は早くもチームメートに影響を与え、チームの夕食後にデザートを口にする選手もいなくなるほどだ。

一方のメッシはいまのところ期待されたほどのパフォーマンスを見せていない。15日の欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ、クラブ・ブリュージュ(ベルギー)戦でブラジル代表FWネイマール、フランス代表FWキリアン・エムバペと先発初競演を果たしたが、不発に終わった。しかも19日のリヨン戦で左膝を負傷。プライベートでもホテル暮らしが続き、パリ生活もになじんでないとの情報もある。

ただC・ロナウドは復帰である一方、メッシはサッカー人生初の移籍だけに、しばしの時間が解決する可能性が高い。C・ロナウドも18年夏にイタリア1部ユベントスに移籍した際も初めてのリーグで序盤はフィットに苦労した。現段階では明と暗に分かれているが、今シーズンが終わるころにどのような状況になっているのだろうか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社