【新型コロナ】川崎で1人死亡、54人感染 関係者陽性の保育園が臨時休園

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は22日、50代男性の死亡と、10歳未満~70代の男女54人の感染が新たに確認されたと発表した。中等症2人、軽症43人、無症状9人で32人の感染経路が不明。市発表の死亡者は累計229人、感染者は3万9489人となった。

 市によると、死亡した男性は川崎区居住。8月31日に陽性と判明し、9月2日に入院したが、15日に死亡した。高血圧と糖尿病の基礎疾患があり、ワクチンは接種していなかった。

 新たに確認された感染者の年代別は20.30代が各14人、40代8人、10歳未満と50代が各6人、10代3人、60代2人、70代1人。居住地別では市内が川崎区17人、中原区7人、宮前区6人、高津・多摩区が各5人、幸・麻生区が各3人。市外は横浜市6人、東京都と平塚市が各1人。

 感染経路が分かっている人のうち、家庭内感染と陽性者の接触者は各11人。うち、クラスター(感染者集団)が発生していた市内の認可保育園で新たに園児3人が陽性となり、計12人となった。

 市は22日、あいみー溝口保育園(高津区)で関係者の陽性者が確認されたため、同施設を同日から登園の間、臨時休園すると発表。ショートステイ・デイステイ事業所のあいせん児童家庭支援センター(川崎区)でも同日陽性者が確認され、23日から当面の間、事業を停止するとした。

 また、市立臨港中学校でも同日生徒1人の陽性が判明し、24日~27日まで学校の一部を臨時休校とするとした。

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