大相撲秋場所11日目(22日、東京・両国国技館)、大関正代(29=時津風)は関脇明生(26=立浪)を下して勝ち越しを決めた。
おっつけられるも差し手を抜いて上手に持ち替え、追い詰めて豪快に裏返した。取組後は「立ち合い当たって相手を見て取れた。詰めも相手に上体を預けて押し倒せたのがよかった」と振り返った。
勝ち越しについては「まずは一安心」。先場所は千秋楽まで要したが「(今場所は)負けた次の日もしっかり切り替えて自分の相撲に徹するのが勝ちにつながっている」と自己分析する。
終盤戦は2差で追うトップの新横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)との一番も控える。大関は「勝ち越しているので思いきりいけると思う」と力を込めた。