【新型コロナ】22日の神奈川 7人死亡、173人感染 自宅療養者2千人下回る

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で22日、新たに7人の死亡と、10歳未満~90代の男女173人の感染が確認された。うち105人の感染経路が不明。21日時点の自宅療養者は1911人で、2千人を下回るのは7月16日以来。

 横浜市では男女4人が死亡し、10代の女性は基礎疾患があり自宅で治療していたが、8月20日に状態が悪化して入院し、翌21日に陽性と判明、9月18日に亡くなった。60代男性はがんの治療のために病院に入院していたところ、8月24日に陽性判明。9月14日に亡くなった。

 80代男性は同居家族が陽性と判明したことから、検査を受けて8日に陽性と判明。入院後、21日に亡くなった。糖尿病などの基礎疾患があったという。別の60代男性については遺族の同意が得られなかったことから、市は経過について非公表としている。

 川崎市内で死亡した50代男性は8月31日に陽性と判明し、9月2日に入院したが、15日に死亡した。高血圧と糖尿病の基礎疾患があり、ワクチンは接種していなかった。

 厚木市の80代女性は10日に心肺停止状態で自宅から救急搬送され、陽性判明。同日中に死亡し、検視の結果、死因は新型コロナに伴う肺炎とされた。茅ケ崎市の80代男性は10日に陽性が判明し、中等症で医療機関に入院。21日に死亡した。

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 在日米陸軍は22日、関係者1人が感染したと発表した。

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