久保建英サイドが「名門アヤックス移籍」を断った理由

久保建英

スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英(20)がオランダの名門クラブでプレーする可能性があったと、同国メディア「EL Confidencial」が伝えている。

同メディアによると、今季開幕前、東京五輪サッカー男子の1次リーグで3試合連続ゴールをマークするなど、日本をベスト4に導く好パフォーマンスを見せた久保に多くのクラブが興味を示していた中「もっとも獲得に動いていた」のが今季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)にも出場しているオランダ1部アヤックスだったという。

Rマドリード側も若手の育成に定評があり、CLにも出場する名門クラブに修行を出すことも検討したが、環境の変化や言葉の問題を含めて「Rマドリードは継続性を保証できるクラブとコーチを優先した」とし、久保サイドとも相談した結果「マジョルカを選んだ」と、アヤックスへの移籍は実現しなかった。

ただ、アヤックスのような名門が久保の獲得を熱望していたことは、その実力が欧州でも高く評価されている証拠といえそうだ。オランダ移籍が消滅し、CLデビューは来季以降に持ち越しとなってしまったが、来季はRマドリードのメンバーとして世界最高峰の舞台でプレーしているに違いない。

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