文大統領が「終戦宣言」を再提案、その狙いは?=韓国ネットには賛否「正しいやり方」「北朝鮮の操り人形」

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2021年9月22日、韓国・SBSは「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が任期中最後となる国連総会の一般討論演説で終戦宣言を再提案した」とし、「こう着状態にある非核化交渉を打開するための提案とみられる」と分析した。

記事によると、文大統領は昨年の国連総会の一般討論演説でも終戦宣言を提案した。ただ、昨年は終戦宣言について「恒久的平和体制の道を開く門」と言論的に言及するにとどまったが、今年は「南北と米国の3カ国または南北と米中の4カ国が集まり、朝鮮戦争の終戦を共に宣言しよう」と具体的に提案したという。

今回の演説について記事は「3回にわたる南北首脳会談を行い、外交界で終戦宣言に向けた具体的な議論が行われた2018年の演説と似ている」とし、「当時の南北首脳によるトップダウン手法が、現在の状況を打開するための応急処置になると判断したようだ」と分析している。2018年の国連総会で文大統領は「非核化に向けた積極的な措置が関連国の間で実行され、終戦宣言につながることを期待している」と述べた。

ただし記事は「最近北朝鮮による挑発が相次いでいることを考えると、今回の文大統領の提案が北朝鮮や米国の賛同を得て実際に効果を発揮するのは難しいだろう」とも指摘している。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「大統領には平和統一に対する責務がある。これからも応援する」「終戦宣言をしない限り朝鮮半島に平和は来ない。だからこうして、北朝鮮と対話を続けるために努力しつつ、裏では軍事的脅威に対応できるよう国防力を強化するのが正しいやり方」など文大統領を支持する声が上がっている。

一方で「終戦宣言をしたら北朝鮮や中国が変わると思う?」「韓国がたくさんの核を保有し、北朝鮮が滅亡の危機を感じるくらい優位に立ったときに初めて、北朝鮮は全ての交渉に応じる。つまり核の保有がたったひとつの解決策」と指摘する声や、「北朝鮮が数日前にミサイル実験を行っても終戦宣言を提案する大統領。国民をばかにしているとしか思えない」「まるで北朝鮮の操り人形」「これはもう片思いを超えて北朝鮮のストーカー」など批判的な声も多数寄せられている。(翻訳・編集/堂本)