秋キャンプをトコトン楽しもう♪ 快適に過ごすための装備や楽しみ方を徹底解説!

こんにちは!キャンプがニガテなファミリーキャンパー、えいみーです。
暑さもひと段落して、過ごしやすい季節になってきましたね!いよいよキャンプのベストシーズンとも言える、秋の到来です。そこで今回は、秋キャンプで快適に過ごすための装備や楽しみ方を徹底解説いたします!

秋がキャンプのベストシーズンである理由

筆者撮影 

筆者はキャンプを始める前は、夏がキャンプのベストシーズンだと思っていました。

アウトドアで過ごすキャンプは、夏の子供のアクティビティという印象があり、花火やキャンプファイヤーなど、夏に楽しむイメージが強かったからです。

しかし、筆者が1年を通してキャンプをするようになって、いちばん過ごしやすく快適なキャンプが出来るのは秋だと感じています。

理由としては以下の通りです。

  • 暑すぎず、寒すぎず、過ごしやすい
  • アブや蚊など、吸血系の虫が減る
  • 天候が比較的安定する
  • 紅葉などで山が色づく
筆者撮影

キャンプのイメージがある夏ですが、近年では連日のように熱中症予防が叫ばれ、厳しい暑さの日も多いですよね。平地でのキャンプを快適に過ごすのは、残念ながら難しいのが実情です。

しかも、夏は虫が元気いっぱいの時期。子供と一緒に虫取りをするのは楽しいですが、ハチ・アブ・ヤブ蚊など、刺す虫、吸血系の虫の被害にあうことも多くなります。虫嫌いさんの場合、夏はおそらく避けたい季節かと思います。

また、春は平地で暖かくなってきたとしても、山間部にあるキャンプ場などでは春の訪れは遅く、まだまだ寒さが厳しい時期です。

そのうえ、春はキャンパーの大敵とも言える、強風が吹き荒れることも多いもの。安全にキャンプを楽しむには、少しハードルが高いようにも思えます。

筆者撮影 春の嵐にゆがむ2ルームテント

このような理由から、秋は1年の中で最も気温的に過ごしやすく、虫が減り、天候が安定する、アウトドアにはもってこいの季節なのです。

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秋はお山が紅葉で色付いて、本当にキレイ!

秋キャンプで快適に過ごすためには寒さ対策が必須!

筆者撮影  11月初旬の道志村でのキャンプの朝

上述してきたように、秋はとても過ごしやすい気候なのですが、これはあくまで日中のお話です。

キャンプ未経験の方には、あまり想像がつかないかもしれませんが、朝晩の冷え込みは想像以上だと思います。

車が横付けできるオートキャンプ場の場合、荷物をたくさん持って行けるので、「ちょっと大げさかな?」と思うぐらいのしっかりめの防寒対策をして秋キャンプにお出かけください。

秋キャンプで必要な装備は、基本的にほかのシーズンで使うキャンプの装備でOKです。

主に変わるのは、シュラフやマットなどの寝具類と、防寒のための衣類です。この点は後ほど詳しくご紹介します。

キャンプに行く場所にもよりますが、11月辺りになると、朝晩は冬かと思うほど凍えることがあります。寒がりさんは、標高があまり高くないキャンプ場を選ぶと安心かもしれません。

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心配だったら電源付きのサイトを予約して、電気毛布などを持ち込むと安心だよ♪

必需品をチェック!秋キャンプの持ち物リスト【基本装備編】

ここからは、通年キャンパーの筆者が考える秋キャンプの持ち物リストを、【基本装備編】・【服装編】・【あったら嬉しいアイテム編】に分けてご紹介します。

電源サイトやポータブル電源は使用せず、テントサイトに1泊することを想定して、必要最低限でピックアップしています。

まずは、【基本装備編】として、秋キャンプには必需品の持ち物リストをご紹介。使うシーンによってギアを分類して記載しているので、実際のキャンプを想像しながら読み進めてくださいね!

基本装備編・持ち物リスト【1】テント泊の必需品

【テント泊の必需品】

  • テント
  • タープ
  • グランドシート
  • ペグ
  • ペグハンマー

テントは2ルームテントなどの大型テントであれば、タープは必要ないかもしれません。

しかし、寝るためだけの小型のテントの場合は、雨が降った時や日中の日差しを避けるために、タープがあった方がより快適に過ごせます。

また、ペグを打ち込むためのペグハンマーは石で代用する方もいらっしゃるようですが、ペグが曲がってしまったり、ケガの原因になったりするので、持参した方が良いでしょう。

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固い地面のキャンプ場もあるので、しっかりしたハンマーを選ぼう!

基本装備編・持ち物リスト【2】寝るための道具

筆者撮影 寒がりの筆者はダウンシュラフを愛用♪

【寝るための道具】

  • シュラフ
  • インナーマット

秋キャンプで使うシュラフは、夏用のものではなく、できればダウンなどしっかり防寒が出来るものを選んだ方が安心です。

また、冷気は地面から伝わってきます。テントの中に敷くインナーマット類は、持ち運びにはかさ張りますが、できるだけたくさん敷いた方が寒さがしのげて快眠できますよ。

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石がゴツゴツしているキャンプ場もあるので、マットは多めが安心!

基本装備編・持ち物リスト【3】くつろぐための道具

筆者撮影 

【くつろぐための道具】

  • テーブル
  • チェア

移動手段がクルマで積載に余裕があれば、大きなテーブルとチェアの方が快適に過ごせます。

なお、チェアは外に出しっぱなしだと夜露・朝露で湿ってしまうので、寝る前にテント内やタープ下に収納しましょう。

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コンパクトに折りたためるものを選ぶと良いよ!

基本装備編・持ち物リスト【4】調理器具

筆者撮影 ファミリーキャンプでは安定するカセットコンロが安心♪

【調理器具】

  • バーナー
  • ガス缶
  • クッカー
  • 包丁
  • まな板
  • 食器類
  • マグカップ
  • カトラリー類
  • クーラーバック

調理器具はメニューによって必要なものを持って行きましょう!

キャンプは設営などやることがたくさんあり、意外と忙しいです。調理の準備・後片付けも、慣れないアウトドアだと大変だったりもします。

焼くだけのキャンプ飯や、温めるだけのレトルト食品などをうまく駆使して、無理のない範囲でキャンプ飯を楽しんでくださいね。

また、キャンプ用のコンパクトなシングルバーナーではなく、家にあるカセットコンロでも問題ありません。最近はアウトドアシーンにぴったりな、おしゃれなカセットコンロも発売されていますよ。

包丁・まな板・カトラリー類は100均でコンパクトなものを揃えたり、食器類は100均で買える使い捨ての紙皿・紙コップなどにしてしまったりという手もあります。

100均でもかわいいアイテムがたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください!

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食器を使い捨てにすると、洗い物をしなくて済むからサイコーだよ!

基本装備編・持ち物リスト【5】照明器具

【照明器具】

  • LEDランタン
  • ヘッドライト

キャンプ場の夜はかなり暗いです。テント外とテント内用に、最低2つはLEDライトなどの照明器具があると良いでしょう。

置いても吊るしても使える、2wayのランタンが汎用性が高くて使い勝手が良く、おすすめです。

また、夜トイレに行くときに足元を照らすために、ヘッドライトがあると安心です。

筆者撮影 子供用のヘッドライトも売ってます♪

BBQで肉の焼き加減を見たり、振りかける調味料の分量を見たりと、調理の時にも手元を照らしたいことが多いので、ヘッドライトは活躍します。

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懐中電灯でも良いけど、両手があくヘッドライトが圧倒的に便利! 家族で1つ持っていれば重宝するよ!

日中の気温差に備えよう!秋キャンプの持ち物リスト【服装編】

続いて、持ち物リスト【服装編】です。秋キャンプでは、日中と朝晩との気温差が激しいので、洋服はレイヤード(重ね着)しやすいものを選びます。

洋服編・持ち物リスト【1】洋服類

いつもの服装・着替えにプラスする、秋キャンプ用の洋服類をリストアップしています。

筆者撮影 フリース、ライトダウン、焚き火パーカーなど

【洋服類】

  • アウター
  • インナーダウン(ダウンベスト)
  • フリース
  • ヒートテック上下
  • 厚手の靴下

アウターは厚手のもので、防風機能があるものが良いでしょう。また、フード付きの方が、首元からの冷気が防げて温かく過ごせます。

ただ、焚き火をする場合には、火の粉が飛んできて、ダウンやナイロンなどのアウターだと穴が開く場合があります。コットン100%の焚き火パーカーをいちばん上に着ると安心ですよ。

アウターの下には、フリースや薄手のダウンジャケット着込むと温かいです。ほかにも、温度調節がしやすいダウンベストも便利でおすすめ。

筆者はユニクロのライトダウンをキャンプに持参しているのですが、着なくてもひざ掛けにしたり、シュラフの足元に入れたりして、防寒対策に何かと重宝します。

また、同じくユニクロにあるヒートテックのタイツと長袖は、秋キャンプの必需品。

野外では、一度カラダが冷えるとなかなか温まらないので、冷える前に着こむことが大事です。

足元も冷えるので厚手の靴下の用意を忘れずに!

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たくさん着込むと疲れるし、血行が悪くなるから、なるべくカラダを締め付けない、ゆったりサイズがオススメ♪

洋服編・持ち物リスト【2】防寒小物

筆者撮影 防寒小物は、着脱がしやすいので、動き回る子供の体温調節にも便利♪

【防寒小物】

  • ニット帽
  • ネックウォーマー
  • レッグウォーマー
  • ハンドウォーマー
  • 手袋

防寒小物たちは、かさばらず、すぐに身に着けられる点で、とても優秀な防寒具です。

野外では急にお日様が照ってきたり、冷たい風が吹いたりと、変化が激しいので、そのたびに体感温度が大きく変わります。

防寒小物を利用して、サッと手軽に、そしてこまめに体温調節ができる環境にしておきたいですね。

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衣類は焚き火のにおいがうつるから注意が必要! キャンプ専用にユニクロ・GU・ワークマンなどプチプラのものを用意しよう♪

快適度がアップする!秋キャンプの持ち物リスト【あったら嬉しいアイテム編】

最後は、持ち物リスト【あったら嬉しいアイテム編】です。なくてもOKだけど、あったらシアワセな気分になれる、そんなアイテムをご紹介します!

筆者撮影 直接カセットコンロにかけて、中のお湯を温められるのが超便利♪

【あったら嬉しいアイテム】

  • カイロ
  • 湯たんぽ
  • ブランケット
  • あったかブーツ(長靴)
  • カセットガスストーブ
  • レインウェア

カイロは背中や腰に貼ったり、靴下用のものを貼ったりすれば、すぐにぽかぽか、寒さがやわらぐ優れものです。低温やけどに注意しながら使用してくださいね。

また、個人的に、直火で直接温められる湯たんぽが超おすすめのアイテムです。焚き火の時は腰やお腹を温められますし、寝る前に寝袋に入れておくと、シアワセな気持ちで寝袋に入れます。

湯たんぽをお腹に抱っこすると、まるで我が子を抱いているかのような嬉しい気分になれます!パパさん、ママさん、ぜひお試しあれ!(笑)

また、ブランケットは手軽な防寒具として、非常に重宝します。火に強いコットン素材のものを選べば、焚き火の火の粉から洋服を守ってくれるので一石二鳥です。

筆者撮影 ブランケットにくるまってシアワセそうな息子

難燃加工を施されているものもありますよ!

カセットガスで運用するストーブも、秋キャンプの時期に手軽に使えて、とても活躍するアイテム。

筆者撮影 小さいけどあたたかい、カセットガスのストーブ

コンパクトなのでいろんなところに持ち運びができますし、燃料が入手しやすいガス缶というのが扱いやすいです。

ストーブを使用する際は、換気をしっかり行ない、テント内では一酸化炭素警報機とセットで運用してくださいね。

さらに、レインウェアは雨が降らなくても、時には防寒具としても役立ちます。大きめに出来ているはずなので、どうしても寒い場合は、見た目は二の次にして羽織ってしまいましょう!

筆者撮影

ほかにも、夜露・朝露で靴が濡れるので、あたたかいブーツや長靴も持って行くと便利ですよ!

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長靴はテントの出入りもしやすいから、子供の持ち物としてはマストアイテム!

トコトン秋を楽しむ!秋キャンプならではの楽しみ方をご紹介

ここからは、筆者が考える、秋キャンプならではのキャンプの楽しみ方をご紹介していきます!

秋キャンプならではの楽しみ方【1】トコトン焚き火を楽しむ!

筆者撮影 焚き火を囲んで、夜はとてもいい時間♪

秋キャンプではキャンプの醍醐味ともいえる「焚き火」がいちばん長く楽しめます!

夏は暑すぎて日中は焚き火をする気になれなかったり、冬は寒すぎて長時間焚き火を堪能できずに、テントに引きこもってしまいがち。

ほどよい気温の秋は、日中から夜が更けるまで、焚き火を長時間楽しめる、焚き火のベストシーズンなのです!

焚き火台の値段はピンキリですが、お手頃なお値段のものもたくさんあります。まだ焚き火をやったことがないという方は、ぜひ秋キャンプで焚き火デビューしてほしいです!

また、「焚き火はやったことがあるけれど、火起こしはやったことない」という方には、火起こし体験もおすすめ!

筆者撮影 セリアのファイヤースターターは、100円+税でコスパ最強!

最近の100均は、各種火起こしグッズが充実しています。うまくいかない時用に、チャッカマンも準備しましょう。

筆者撮影 子供たちも火起こしに挑戦!

100均なら家族全員にファイヤースターターを配ることもできて、みんなで気軽に火起こし体験にチャレンジできますね♪

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子供も火起こしに夢中だよ!きちんとルールを決めて、家族みんなで楽しんでね!

【焚き火に必要な道具】

  • 焚き火台
  • スパッタシート(焚き火台の下に敷く地面の保護用のシート)
  • 軍手
  • トング
  • ファイヤースターター
  • 麻ひも、松ぼっくりなどの焚き付け
  • 薪(キャンプ場で販売しているところが多い)

秋キャンプならではの楽しみ方【2】トコトン秋の味覚を楽しむ!

筆者撮影 2種類のさつまいもで、食べ比べるのも楽しい♪

秋は食べ物もおいしい季節。焚き火とセットで、焚き火料理を楽しむのもまた良いものです。

筆者は焚き火をするときは、子供が大好きな焼き芋を作ります。

筆者撮影 焚き火でじっくり焼くと本当に美味しい焼き芋が楽しめます♪

ほかにも、炭火で川魚を焼いたり。

筆者撮影 釣ったばかりのお魚を炭火で頂くのは絶品です♪

シイタケをあぶってみたり。

夜は体が温まるお鍋料理をみんなで囲むのも楽しいしおすすめです。

筆者撮影 夜は冷えるのでお鍋がうれしい季節です♪

シナモンをきかせた焼きりんごも、お手軽でおやつにオススメ!

筆者撮影 

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焼きりんごは、バター・シナモン・お砂糖だけで作れるシンプル絶品スイーツ♪

秋キャンプならではの楽しみ方【3】トコトン自然を楽しむ!

筆者撮影

秋といえば紅葉狩り。きれいに色づくお山は、見ているだけで心が癒されますよね。

ほかにも落ちているドングリを拾ってみたり、松ぼっくりを集めてみたり。松ぼっくりは脂があってよく燃えるので、焚き火用にたくさん集めましょう♪

筆者撮影 松ぼっくりはたくさん集めて、焚き火の焚き付けにしよう♪

キノコを探しながらキャンプ場の周りを散策してみたり。

筆者撮影

秋は自然を身近に感じられるシーンがたくさん!

筆者撮影 7月の霧降高原

秋はトレッキングや山歩きをするのにも、とても気持ちの良い季節です。

キャンプ場近くのハイキングコースを調べて、家族で山歩きを楽しんでみるのもアリですね!

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家族で楽しめるアクティビティがあると、ステキな思い出になるよ♪

秋キャンプならではの楽しみ方【4】トコトンお風呂を楽しむ!

筆者撮影 キャンプ場内に併設された露天風呂

「夏はシャワーで済ませていたけれど、涼しくなってきたからお風呂にゆっくり浸かりたい!」というキャンパーさんも多いのではないでしょうか。

最近ではお風呂が併設されているキャンプ場も多く、時間制で家族風呂を予約出来ることも。

中には源泉かけ流しの温泉に入れるキャンプ場、なんてところもあります。

筆者撮影 窓から絶景が見える風呂が併設されたキャンプ場

温泉入り放題のキャンプ場や、展望風呂が自慢のキャンプ場など、「お風呂」をキーワードにプラスして、キャンプ場選びを楽しんでみる良いかもしれません!

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露天風呂で紅葉が見れたらステキ! 夜は星が見えたらサイコーだね!

寒さ対策をしっかりして快適な秋キャンプをトコトン楽しもう!

筆者撮影 キャンプでお誕生日会などイベントにもいい季節

これからキャンプを始めようと思っている方にとっても、快適に過ごせる秋キャンプは、デビューに最適なシーズンです。

虫がニガテだったり、キャンプにちょっと二の足を踏んでいた方も、装備や持ち物をしっかりチェックして、秋キャンプにお出かけしてみてはいかがでしょうか。

これからが本番の秋キャンプ。家族といっしょに自然を堪能して、素敵な思い出を作ってみてくださいね!

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秋キャンプ、サイコー!!!

秋キャンプをさらに楽しく!焼き芋作りのコツや焚き火に強いアイテムなどをチェック!

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