五輪金の平良海馬投手に石垣市民栄誉賞

 【石垣】沖縄県石垣市の中山義隆市長は22日、市役所で会見し、東京五輪の野球で金メダルを獲得した市出身の平良海馬投手(西武)に市民栄誉章を授与すると発表した。表彰式はプロ野球シーズンのオフを予定する。

 平良投手は八重山商工高出身。2017年にドラフト4位で指名され翌年、西武に入団した。20年には中継ぎ投手として54試合に登板し、防御率1.87、33ホールドでパ・リーグ新人王となった。今季は39試合連続無失点のプロ野球新記録を樹立し、五輪でも日本の金メダル獲得に貢献した。

 中山市長は会見で「市出身者として初めての金メダリストになるなど、その活躍でコロナに落ち込む市民を元気付け、夢と希望を与えた」と表彰理由を説明。「今年の活躍はめざましい。新聞で活躍の記事を読むのが楽しみだ」と語った。

 市によると、これまで市民栄誉章を受章したのは、ボクシング元世界王者の具志堅用高さんや市出身のバンド、BEGINなど6組。直近では13年に市出身として初めて五輪に出場した、自転車ロードレースの新城幸也選手が受章している。

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