巨人の3年目左腕・高橋優貴投手(24)がセ単独トップの11勝目をマーク。その裏には年下のライバルへの対抗意識があった。
23日の広島戦(マツダ)で高橋は6回無失点で11勝目。ハーラー単独トップに立った高橋に原監督は「今日は非常にリズムとまあ、まっすぐも結構使ってね。というのが非常に良かったと思いますね。本来のピッチングだと思います」とうなずいた。
8月29日以来の白星に左腕は「特にここ2試合ふがいないピッチングが続いたので、なかなか考えることが多かったかなと思う」と振り返った。
前夜には同期入団の戸郷翔征投手(21)が3か月ぶりとなる9勝目を挙げ、「眠れなかった」と吐露。左腕も「やっぱり寝れないですよね。今日も寝れずに来たので」と白星から遠ざかり、プレッシャーを感じていたという。
それでも結果ではね返した。「やっぱり(戸郷に)負けたくないですし、戸郷も僕に負けたくないと思ってやってくれていると思うので、そういうのって、チーム内での競争も大事なのかなと思います」と高橋はキッパリ。ローテを支える2人の若武者のライバル意識が巨人を逆転でのV3に導けるか。