星野源、荻上チキ氏が語る選挙で投票する候補者選びの方法について共感!

21日深夜放送の『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で俳優でシンガー・ソングライターの星野源が、評論家の荻上チキ氏の語る、選挙で投票する候補者の選び方について共感する場面があった。

番組では、星野の友人でもある荻上氏がゲストとして登場し、リスナーからの質問に答えていた。

その際、「これといった魅力のある候補者がいなくて誰にも投票したくないけど、国政は変えたいから選挙に行きたいと思ったときに、チキさんならどうしますか?」というリスナーからの質問があり、荻上氏は「現状維持でいいなら、投票に行かなくてもいいと思います。でも、現状を変えたいのであったら、現状の議員じゃない人に入れるとか。あとは、最高の議員って僕、ひとりも投票したことがないんですよ。最高の候補者『ぴったりだな!』っていう人って、いたことがないです」と明かし、「でも、投票には行きますね」と答える。

荻上氏の発言を受け、星野が「自分の、考え方とか、『こうしたらいいのに』っていうところを全部クリアしているというか。そういう議員さん、候補者は今までいなかったと?」と聞くと、荻上氏は「そうですね。選挙というのは“よりマシ”を選びに行く場所なので。だからマイナス50点の候補者とマイナス30点の候補者がいたとしたら、『じゃあマイナス30点の方を選ぼうか』っていう。そういったような感覚でいいと思いますよ」と自身の候補者選びの基準について説明した。

星野は「その言葉に勇気をもらう人はめちゃめちゃいると思います。『選挙というものは、よりマシを選ぶということでいい』っていう」と荻上氏を絶賛し、「いろいろ調べて、どういうこと言ってるのか、今までどういう実績があったのか。この人はこうで、この人はこうで……って調べた中で、『まあ、この人が一番いいのかな? 自分に合ってるかな?』っていう。そういう人を選ぶということでいいってことですよね?」とコメントすると、荻上氏は「はい」と回答した。

また、投票した候補者が当選後、自身の思ったことと違うことをしている場合について荻上氏は「絶対に投票したら責任が芽生えると思うので。自分が投票した人がロクでもない人だったら、次の選挙ではその人に票を入れないじゃないですか。『次に入れない』という責任をその後に果たせばいいと思いますね」と説明。星野も「そうですね。投票をしたら責任が芽生える」と語ったのだった。

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