小野花梨 初主演映画舞台あいさつで号泣「幼少期生きるのがつらかった…」

涙ながらに語った小野花梨

女優・小野花梨(23)が23日、都内で初主演映画「プリテンダーズ」(熊坂出監督、10月16日公開)の舞台あいさつに登壇した。

同作には、2人の女子高生が、SNSとアイデアを武器にドッキリを仕掛ける動画を公開し、世直しを試みる姿が描かれている。

この日は「第43回ぴあフィルムフェスティバル」のクロージング作品として上映された。

真っ赤なワンピースで登場した小野は「5歳からこの仕事をしていて、初めての長編主演映画。幼少期本当に生きるのがつらかった」「私はできるだけたくさんの人を愛して生きていけたら」などと涙ながらにあいさつした。

劇中では「前にならえ」「空気を読め」が美徳とされる社会を舞台に、自身と同じ名前の女子高生を熱演。初めて脚本を読んだ時には、主人公に共感を抱いたという。

小野は「私も小中高、本当に学校に行けない女の子で。先生が、ワイシャツの第1ボタンを閉めないことに怒る理由がまったくわからなかった」「なんで熱中症で皆が倒れていく中、外で朝礼をするんだろう?って。『気持ちいいだけでしょ、大人が!』って思っていた」と明かした。

さらに「そういう人間はシンプルに怒られる。『全然、あんたはかわいくない』って言われた」と、学生時代の苦いエピソードについて語った。

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