ホワイトソックスが一発攻勢で快勝 13年ぶり地区優勝

【ホワイトソックス7-2インディアンス】(ダブルヘッダー第1試合・7イニング制)@プログレッシブ・フィールド

地区優勝へのマジックナンバーを2としていたホワイトソックスは4本のアーチなどで2回までに7点を奪い、2位インディアンスに7対2で快勝。2008年以来13年ぶりとなる地区優勝が決定した。今季メジャー一番乗りで地区優勝を決め、ポストシーズン進出決定はア・リーグではレイズに続いて2チーム目。ホワイトソックス3番手アーロン・バマーが今季4勝目(5敗)をマークし、インディアンス先発のアーロン・シバーリは2回途中7安打7失点で今季5敗目(11勝)を喫した。

ホワイトソックスは初回にティム・アンダーソンの15号先頭打者アーチで先制。2回表にはルイス・ロバートに9号ソロ、エロイ・ヒメネスに二者連発の9号ソロが飛び出し、さらに一死1・2塁からアンダーソンが2打席連発となる16号3ラン、二死1・2塁からロバートがタイムリーを放ち、大量6点を追加した。先発のレイナルド・ロペスが2本のソロアーチで2点を失ったものの、リリーフ陣はインディアンスの反撃をシャットアウト。7対2で快勝し、13年ぶりの地区優勝を決めた。

メジャー一番乗りで地区優勝を決めたホワイトソックスだが、同地区の他の4チームはいずれも勝率5割を下回っており、地区のレベルの低さに助けられた感は否めない。勝率5割以上のチームとは54試合しか対戦しておらず、これは今季メジャー最少の数字だ。アンダーソンは「ここからスタートだ。真のベースボールが始まる」とポストシーズンへの意欲を語ったが、自身13度目の地区優勝を成し遂げたトニー・ラルーサ監督はここから真価を問われることになる。

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