10月1日より劇場公開される、中山七里の同名小説の映画化作品「護られなかった者たちへ」から、佐藤健演じる利根が泥水に頭を押しつけられながら、「ふざんけんな！」と絶叫するシーンの裏側を捉えた、メイキング映像が公開された。
震災後の避難所で、利根がほかの被災者とトラブルになり地面に押さえつけられる場面。「不器用で、熱くなったら止められない」と佐藤自身も語る、“利根泰久”という人物のエネルギーが高まった瞬間を描いたシーンとなっている。メイキング映像では、佐藤健が一連の動きを入念にチェックして挑む様子、共演の波岡一喜と笑顔で談笑する撮影合間の様子が収められている。本番では、カメラが回った瞬間から感情をあふれ出す利根となりきった姿を見せ、全身全霊で芝居に臨む佐藤の熱情が捉えられた映像となっている。
「護られなかった者たちへ」は、中山七里の同名小説を映画化した作品。東日本大震災から10年目の仙台で起きた不可解な連続殺人事件を軸に、その裏に隠された切なくも衝撃の真実を描く。殺人事件の容疑者として追われる主人公・利根役に佐藤健、利根を追う刑事・笘篠役を阿部寛が演じるほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都、永山瑛太、緒形直人などが顔をそろえる。監督は「64-ロクヨン-前編/後編」などの瀬々敬久、脚本は「永遠の0」などの林民夫と瀬々敬久が担当している。
【作品情報】
護られなかった者たちへ
2021年10月1日(金)公開
配給：松竹
©2021映画「護られなかった者たちへ」製作委員会
