8月の宿泊稼働指数 長崎県 前月比7ポイント低下 九経調

 九州経済調査協会(九経調、福岡市)はこのほど、8月の宿泊施設の稼働状況を示す指数を発表し、長崎県は前月比7.4ポイント低下し26.7で、3カ月ぶりに前月を下回った。前年同月比では2.8ポイント上回った。
 九州は23.8、全国は28.2で3カ月ぶりの低下。全国で新型コロナウイルスの感染が拡大し、まん延防止等重点措置が初めて適用された地域で、稼働状況が急速に悪化した。九州7県では、本県の指数は熊本(16.3)、福岡(18.4)に次いで低かった。
 盆休み期間(8月7~15日の平均値)の九州、沖縄、山口の各県と、その主要都市、観光地の指数も発表。県内は、長崎市27.0(前年同期比1.2ポイント増)、佐世保市37.0(同8.0ポイント増)、島原市53.3(同19.4ポイント増)、雲仙市60.9(同0.3ポイント減)だった。2019年同期比では4市とも下回った。 

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