女子野球、強豪招き体験会

山本学園高、創部控え

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女子硬式野球体験会で中学生を指導する吉田えり選手(左)=山形市・山本学園高野球部グラウンド

 来春、県内初の女子硬式野球部を創設する山本学園高は23日、山形市の同校野球部グラウンドで実業団選手を招いた硬式野球体験会を開いた。県内の女子中学生が、キャッチボールやノックを通じて基本的な技術の大切さを学んだ。

県内中学生、投打の基本学ぶ

 14人が参加した。今年8月の全日本女子硬式野球選手権で優勝した実業団チーム「エイジェック女子硬式野球部」の広橋公寿監督や、“ナックル姫”として知られる吉田えり選手、日本代表の川端友紀選手、主力投手の小野寺佳奈選手が指導した。

 キャッチボールの前には広橋監督が「手の小さい人は薬指を添えて投げて」などとアドバイス。中学生の動作を選手がつぶさに確認し「捕球はひざが内側に入らないように」「打撃は手をこねないで」などと丁寧に教えていた。投球指導も行った吉田選手は「全国的に女子野球チームが増えて盛り上がっている。きょうをきっかけに、さらに一生懸命練習してほしい」とエールを送った。

 県内の中学生はこれまで、競技を続けたくてもソフトボールに転向したり、辞めたりするケースが多かった。体験会に参加した白鷹中3年五十公野(いずみの)ヒカルさん(15)は、県内の高校でソフトボール部に入ろうと考えていたという。女子野球部創設を知り「県内でプレーできるのがうれしかった。(入学は)もう心に決めている」と語る。小学2年生から8年間続けてきた、大好きな野球ができる環境。「入学まで自主練習を積み重ねたい」と目を輝かせた。

 山本学園高は2022年度から惺山(せいざん)高に名前を改める。