JR東海は、東海道新幹線で10月1日から展開する、ビジネス利用者向け車両「S Work車両」と新Wi-Fiサービス「S Wi-Fi for Biz」のサービス内容を発表した。
7号車の「S Work車両」では、座席でもウェブミーティングや携帯電話の通話の利用ができるようにする。パソコンのキーボード音などの最低限の作業音は利用者同士相互に許容し、電子音や音声が発生する場合にはイヤフォンなどを活用するよう求めているほか、ワークプレイスとしての環境維持のため、利用者同士の歓談や座席の回転を控えるよう促している。新横浜〜京都駅間では、膝上クッションや簡易衝立、小型マウス、ノートPC用ACアダプタ、USB充電器を貸し出す。EXサービス専用サービスとして発売し、通常の普通車指定席と同額で利用できる。
7号車と8号車で提供する新Wi-Fiサービス「S Wi-Fi for Biz」は、従来の車内Wi-Fiの約2倍の通信容量を備え、利用時間の制限などを設けず、セキュリティレベルの高い暗号化方式を設定する。また、電子雑誌700誌以上が読み放題の「dマガジン」やビジネス書籍が1冊10分で読める「flier（フライヤー）」、ビジネスナレッジの動画学習サービス「グロービス学び放題」、移動中にできるエクササイズを紹介する「WEBGYM」を無料で利用できる。
