大分の〝鼻出しマスク市議〟バッシング渦中も…ノーマスク派からは〝司法決着〟求める声

渦中の若林市議(本人のツイッターから)

大分の“鼻出しマスク市議”が全国ニュースに取り上げられて大バッシングが起きているが、市議に期待する人たちもいる。マスク着用に疑問を持つノーマスク派の人たちだ。

騒動が起きたのは大分県臼杵市議会。21日の委員会に若林純一議員(61)がマスクはしているものの鼻が出ている状態で出席したのだ。発言を求める若林氏に対し、委員長はマスクを正しく着用していないとして注意。市議会では不織布マスクで口と鼻を覆うことを申し合わせていたという。最終的に若林氏は退席してしまった。

8月にも若林氏が新型コロナウイルスワクチンの接種停止を訴えるチラシをマスクを着けずに学校周辺で配ったことで、議会から厳重注意を受けていたという経緯がある。若林氏は22日になってブログで「『正しいマスクの着用』がされなければ『発言を許可しない』というのはマスクの強要以外の何物でもありません」と反論していた。

このブログのコメント欄には「良い大人が恥ずかしいですよ」という批判から「若林先生を応援しています」という激励まで賛否が分かれていた。

もちろんノーマスク派は大歓迎だ。「彼には期待したい。いくらなんでも鼻出しマスクで発言ができないなんて変ですよ」とノーマスク派の50代男性は話した。「若林氏にぜひともやってもらいたいのが、マスク着用を強要することが適法かどうかを司法の場でシロクロはっきり決着をつけることです。マスクの強制なんて人権問題ですよ。負けるはずがありません」と男性は鼻息が荒い。

若林氏は一部メディアの取材に法的手段の検討を示唆している。コロナ禍でトラブルの原因になることもあったマスク着用をめぐる議論に法的な決着がつくのか。

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