【インタビュー】小栗有以、「今のAKB48でドームに立ちたいです!」 映画『未成仏百物語~AKB48 異界への灯火寺~』公開記念インタビュー

AKB48から選出された8名のメンバーが巷にあふれている不可解な出来事やミステリアスな世界、心霊現象などを成仏させるという怪談エンターテイメント作品、映画『未成仏百物語~AKB48 異界への灯火寺~』が公開中だ。出演メンバーの小栗有以は、ドラマパートの「お泊まり」を担当。普段のアイドルとしての笑顔を封印して、シリアスな表情などを見事に披露した。映画出演の感想、今後のグループ活動、さまざまな話を聞いた。

―怪談モノということを最初に聞いた時はいかがでしたか?

ホラー映画など怖いものは得意ではないのですが、実は観るのは好きなんです。夏になると怖いドラマを観ちゃいます(笑)。なので今回のお話をいただいた時は、案外うれしかったです。

―「お泊まり」というドラマパートで、観る方の恐怖を煽りますね。

この作品は普通のホラーや怪談とはまた違い、一味違う怖さがあると思いました。頭の中で想像しながら演じたり、パッと見は怖そうに見えなくても、観ているうちにゾワゾワする感じだと思います。

―「うれしかった」と言われたのは、怖がらせる側に回れたからでしょうか?

そうですね(笑)。今まで散々怖がってきたので、怖がらせる側に回ってみたいなとは、ホラー作品を観ている時から思っていました。演技で人を驚かすことができたので、うれしかったです。

―ちなみに怖い思いをしたような怪談エピソードはありますか?

あります! メンバーみんなで合宿をしていて、その時泊まった建物が病院みたいなところだったんですよ。それであるメンバーが外に赤い靴下が片方だけ落ちていると言ってきたので、それでみんなで見に行ったらなくなっていたんです。

―消えてなくなってしまった!?

そうなんです。消えてるって、怖いなあと(笑)。メンバーの誰も赤い靴下を履かないので、みんなでゾッとした思い出があります。

―今回、お芝居は楽しかったですか?

もともと演技に興味があって、やってみたかったんです。驚いた顔をしてみたり、怖がる表情をしてみたり、今まで勉強する機会も少なかったので自分の実力も認識したりして、今回の撮影は楽しかったです。

―目標とする俳優さんはいますか?

目標は探している最中なのですが、橋本環奈さんはアイドルとして始まって映画に出たり、舞台に立っていたりするので、アイドルで始まって活躍する方向性はいいなって思います。

―AKB48のグループとしての目標は何ですか?

先輩方は東京ドームでのコンサートを目指していたところがあると思うのですが、わたしもアイドルをしている以上、大きな会場で歌ったり踊ったりしたい、ライブがしたいです。今のAKB48でドームに立ちたいです!

―そういう話は、みなさんでよく話すのですか?

今みんなでよく話す内容は、個人が強くなって、より強いグループになろうということです。わたしも新しい事務所に所属しましたし、頑張りたいです。ひとりひとりを強くして、より強いAKB48を作れたらなと、みんなで気持ちを固めたところなんです。

―今回の出演は、何がプラスになったと思いますか?

怖い演技、怯えるお芝居をあまりしたことがなかったので、自分の表情で感情を出せるのかと心配していたんです。でも今回演じてみて、ちゃんと感情が出せたと言いますか、自分の中で出来たことがあり、そういう発見が出来たことがうれしかったですね。新しい自分を見つけられて、もっともっと演技をしたいと思うようになりました!

―場数を重ねて経験を増やしたいですよね!

そうですね。わたしもこれから映画や舞台への出演をどんどん重ねて、アイドルだけでなく俳優さんとしても活躍していけたらと思っています!

公開中
(C) 2021 映画「未成仏百物語」製作委員会

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