きょう24日(金)の午後は高気圧に覆われて晴れる所が多くなりそうだ。ただ、東北から北陸で雨の残る所があり、関東でも夜は雨のぱらつく所がある見込み。東・西日本や沖縄では日差しと上空の暖かい空気の影響で残暑が続き、最高気温30℃以上の真夏日となる所もありそうだ。 　

　また、きのう23日(木)に発生した台風16号が発達しながら北上している。来週の中頃にかけて日本の南へと進む見込みで、今後の最新情報に注意が必要だ。

東・西日本～沖縄　広く晴れて残暑続く　真夏日の所も

　けさは北海道付近を上空に寒気を伴う低気圧が通過し雨脚の強まった所があった。午前11時現在、低気圧の発達した雨雲は東へと抜けつつあるが、青森県や、東北南部の日本海側から山陰にかけては、狭い範囲で雨の降っている所がある。そのほかは高気圧に覆われて広く晴れている。

　午後も東・西日本から沖縄にかけては晴れる所が多くなりそうだ。北海道も午後には天気が回復する予想となっている。ただ、東北北部の太平洋側や北陸では夜にかけて雨の残る所があり、東北南部の太平洋側や関東でも夜は雲が増えて雨のぱらつく所がある見込みだ。

　日中の最高気温は、上空に寒気が入る北海道では20℃に届かない所が多く、10月並みの涼しさとなる所もある見込み。一方、そのほかの各地は、前日に比べるとやや気温が低い所が多いものの、日差しや上空に残る暖気の影響などで、各地で残暑が続く予想だ。

【予想最高気温】

32℃　　那覇

31℃　　前橋・熊谷(埼玉)・東京・横浜・名古屋・岐阜・高知・熊本・鹿児島 30℃　　さいたま・千葉・甲府・静岡・津・広島・松山・山口・佐賀・長崎・宮崎　　など 　

　日中は半袖日和だが、夜は25℃を下回りひんやりと感じられる所もありそうだ。服装選びや体調管理に気をつけたい。

台風16号　来週中頃にかけて発達しながら日本の南へと北上　今後の最新情報に注意

　きのう23日(木)夜、マリアナ諸島で台風16号が発生した。台風は今後29日(水)にかけて発達しながら北上し、非常に強い勢力で日本の南へと進む見込み。まだ予報円が大きく、その先の進路は定まっていない状況だが、来週は台風の最新情報に注意が必要となる。 （気象予報士・宮崎由衣子）