ウェス・アンダーソン監督最新作『フレンチ・ディスパッチ』からジャーヴィス・コッカーが歌うビデオが公開

世界各地で2021年10月22日に劇場公開が予定されている(日本は2022年公開予定)ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)監督の最新作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(原題:THE FRENCH DISPATCH)から、パルプのフロントマンであるジャーヴィス・コッカー(Jarvis Cocker)が歌うメイン曲「Aline」のアニメーション・ビデオが公開された。

この「Aline」は、作詞・作曲も手掛けるフランス出身のシンガーソングライターであるクリストフによるオリジナル楽曲のカヴァーで、映画と同時代のフランスの名曲ばかりを集めて10月22日に発売されるジャーヴィス・コッカーによるカヴァー・アルバム『Chansons d’Ennui Tip Top』にも収録されている。

<ビデオ:THE FRENCH DISPATCH | "Aline" Music Video>

新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で幾度となく公開が延期されていた映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は、この夏のカンヌ映画祭でようやくプレミア上映を迎え、絶賛を博した。

10月22日の世界公開にあわせて『Chansons d’Ennui Tip Top』と共に、アカデミー賞受賞歴を誇る作曲家アレクサンドル・デスプラによるスコアを収録した映画のオリジナル・サウンドトラックも、CDおよびデジタル版でリリースされ、2022年初頭には2枚組アナログ盤も発売される予定だ。

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は、20世紀のフランスの架空の都市で発行された外国人向け雑誌“ザ・フレンチ・ディスパッチ”に掲載された3つのストーリーを中心に展開され、編集者たちによるスリル溢れるストーリーテリングの素晴らしさを称える作品だ。

3部作からなる今作の音楽は、それぞれの“章”において鍵となる重要な役割を果たしており、スコア盤には、著名ピアニストのジャン=イヴ・ティボーデによる素晴らしいソロ演奏がフィーチャーされている。

ジャーヴィス・コッカーによるフレンチ・ポップスへのトリビュートであり、映画の世界観を広げるためにウェス・アンダーソンとジャーヴィス・コッカーが共同制作を手掛けたアルバム『Chansons d’Ennui Tip Top』には、ジャーヴィス・コッカーとレティシア・サディエールによるデュエット曲「Paroles, Paroles」に加え、ジャック・デュトロン(「Les Gens Sont Fous, Les Temps Sont Flous」)、フランソワーズ・アルディ(「Mon Ami La Rose」)、セルジュ・ゲンスブール(「Requiem Pour Un Con」)、ブリジット・バルドー(「Contact」)、ダリダ&アラン・ドロン、マリー・ラフォレ、ニノ・フェレール&ラディア、ブリジット・フォンテーヌ&アレスキ・ベルカセム、クロード・シャンヌ、マックス・ベルリンなど、フランスの偉大なポップスターたちの名曲カヴァーが収録されている。

現在、ABKCOレコードで予約注文を受け付けている完全生産限定のスーパー・デラックス・エディションには、アルバムのアナログ盤に加え、両面ポスター、B面に「Paroles, Paroles」を収録した「Aline」の45回転のシングル・レコードが同梱されており、一番最初の予約購入者には、ジャーヴィス・コッカーのサイン入りポスターがプレゼントされる。

Written By Sam Armstrong

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**『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』
オリジナル・サウンドトラック**
2021年10月22日配信

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