【台湾】「ピーナッツ豆花」のなぜか懐かしい味わい。台北・東門市場の超ローカル店「江記東門豆花」

台北MRT東門駅近くの東門市場は、古くから台北の地元民に親しまれている市場のひとつです。狭い通路にびっしりとお店が並ぶ様子はローカル感たっぷり。この市場で多くの方から愛されているお店のひとつが、1976年創業の「江記東門豆花」です。メニューはお豆腐スイーツ・豆花と豆乳のみとシンプルでありながらも、お客さんが途切れることはありません。

台北・東門市場で人気の豆花店「江記東門豆花」

東門市場の最寄り駅は、台北MRT東門駅の2番出口。駅周辺には野菜や果物、生活雑貨を販売するお店が点在しています。

「江記東門豆花」があるのは、東門市場内の小さな通りです。

周辺には、何十年も前から営業してきたであろう雰囲気を感じるお店がたくさん。

こんなところに有名な豆花屋さんがあるの?としり込みしてしまうような、細くてちょっと暗い通り沿いにあります。小さなお店なのですが、お客さんが全く途切れることなく訪れます。店内には簡単なカウンター席とテーブル席があり、イートインも可能です。

メニューはピーナッツ豆花と豆乳のみ

メニューはとてもシンプル。夏と冬でメニューが少し変わり、夏場は冷たい豆花と豆乳のみの提供です。冬場はあたたかい豆花をいただくことができ、生姜入り豆花も登場します。

豆花は基本的に甘いシロップがかかったものですが、注文時に伝えると豆乳豆花にアレンジすることもできます。筆者は、通常のシロップ入り豆花と豆乳をひとつずつ購入してみました。

やさしい甘さのなめらかな豆花にほっと一息

では、さっそくいただきたいと思います。

蓋を開けると、トッピングはピーナッツのみのシンプルな豆花が顔を出します。ひとくちいただくと、豆花は細やかななめらかさで、豆の味わいをしっかりと感じます。そこにやさしい甘さのシロップが絡み合い、ほっとするおいしさです。やわらかいピーナッツの甘さも、豆花のおいしさをひきたてています。

日本人でありながらも、これはきっと昔ながらのおいしさなんだろうなぁと、なぜか懐かしさを感じるような味わいです。

シンプルな豆乳もおすすめ

ひんやりとした豆乳は、微糖でほんのり甘くて飲みやすいです。豆そのもののおいしさを味わえる、シンプルな豆乳でした。コロナが落ち着けば、飲みながら街歩きをするのもおすすめです。

「江記東門豆花」の営業時間は朝7時半から午後3時までなのですが、売り切れ次第で閉まってしまいます。なるべく早い時間帯に訪れるのがおすすめです。いつか台北に来られた時には、昔ながらのピーナッツ豆花を味わってみてくださいね。

江記東門豆花

住所:台北市中正區金山南路一段142巷5號

[All photos by Yui Imai]

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