大相撲秋場所13日目(24日、東京・両国国技館)、大関正代(29=時津風)が幕内阿武咲(25=阿武松)に寄り切られて5敗目(8勝)。土俵際まで攻め込む場面もあったが、もろ差しを許してズルズルと後退。そのまま一気に寄られて土俵を割った。
取組後は「突き放されて密着できなかった。(立ち合いからの)内容は悪くないけど、ああいうのがまた出てくると自分も厳しくなってくる。課題にして稽古をしていきたい」と悔やんだ。
この日の黒星で逆転優勝の可能性が完全に消滅した。残り2日間へ向けて「体は動いているので、思い切りいけたらいい」。看板力士として2桁10勝は死守したいところ。最後に意地を見せることができるか。