原因不明の咳とのどの痛みにさいなまれ、すべての日常が奪われたOLの実録闘病記『「ただの空気」が吸えなくなりました。~化学物質過敏症で無職になった話~』好評発売中!

いつも吸っていた空気が突然、 凶器に変わる――。 医者を転々としてわかった病名は、 「化学物質過敏症」だった。 わずかな化学物質にも発症するようになったユリは、 病気と向きあい、 社会生活を送ることができるのか。豪華描きおろし漫画8Pと、 症状に関して解説した化学物質過敏症専門医のコラムも収録。 都内の大手保険会社で契約社員として働くユリ。 気の合う友人のケイと同居しながら、 平和で充実した生活を送っていた。 ところが、 会社の席替えで喫煙者の隣の席になったのがきっかけで、 ユリは原因不明の咳と、 のどの痛みにさいなまれるようになる。 病院へ足を運んでみたものの、 診断結果は「受動喫煙症」。 しかし、 喫煙者から離れて生活するなどして気をつけてみても、 ハンドクリームや香水のニオイでも咳き込むように。そして、 原因不明の正体は日常で使われる柔軟剤など、 わずかな化学物質に接触することで、 さまざまな症状が出てしまう「化学物質過敏症」ということがわかった。

同居人のケイや、 職場の同僚たちがニオイのするものを遠ざけてくれたり、 お互いに注意し合うことで、 どうにか仕事を続けられてきたが症状が悪化してしまい、 あえなく休職することになってしまった。 それからというもののユリは精神が不安定になってしまい、 ふさぎ込むようになる。 ユリは「化学物質過敏症」と向き合い、 日常を取り戻すことができるのか――。 単行本でしか読めない特別描き下ろし漫画では、 本編でユリとケイが使用していたセスキ洗濯の方法や、 本著で使用されたノンVOCインキについて説明されている。 そして、 単行本の続きは9月24日(金)配信開始の電子雑誌『comicタント』Vol.22から連載開始。 ユリのその後の生活を読むことができる。

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