日本就航も視野 アラスカ拠点のノーザン・パシフィック航空、757を6機購入

© FlyTeam

ノーザン・パシフィック航空 塗装イメージ

アメリカ・アラスカ州アンカレッジを拠点に日本への就航も計画する新たな航空会社、ノーザン・パシフィック航空は2021年9月22日(水)、ボーイング757-200を6機購入したと発表しました。購入した6機のうち1機は、すぐに納入される予定です。この機体は、元はアメリカン航空で使用された機体で、カリフォルニア州サンバーナディーノの整備企業のサーティファイド・アビエーション・サービスLLCでC整備を受けます。

アラスカ州で「レイバン・アラスカ」のブランドで運航する航空会社が、別ブランドを立ち上げ、長距離を運航する目的で、ノーザン・パシフィック航空が新たに設立されました。ビジネスモデルは、アイスランドを拠点にヨーロッパとアメリカを結ぶアイスランド航空のように、極地近くから路線網を広く展開する計画です。アンカレッジを拠点に日本など東アジアとアメリカ本土へ路線を展開し、アラスカへの誘客や、アジアとアメリカを往来する需要を取り込む格安航空会社(LCC)を目指している模様です。

アメリカン航空で使用されていたボーイング757 「N206UW」(キャスバルさん 2018年撮影)

今回の6機の購入契約は、このビジネスプランを進める第1歩です。757を選定した理由は、ワイドボディ機に比べてフライトコストが低く抑えられ、同サイズの他の機種より航続距離が長いためです。757の製造は終了していますが、1,050機が製造されて価格がこなれた中古機が多いこと、市場が形成されているため部品などもあることが理由のようです。

1フライトで200名を乗せ、7,250キロメートルを飛行できることから、アメリカ本土ではロサンゼルス、オーランド、サンフランシスコ、ラスベガス、ニューヨークなど、アジアでは東京やソウルなどを検討しています。アンカレジ拠点の場合、757は那覇まで飛行でき、日本の主要都市はほぼ網羅できます。ソウル・仁川、上海などにも就航できます。台北、香港などは航続距離から外れるため、ビジネス展開が軌道に乗った場合、他の機材選定なども検討される模様です。

なお、アメリカでの認可など順調に進めば、2022年にも定期便を運航する計画です。