中国でネトフリ1位韓国ドラマが大ヒット 中国でネトフリは観れないのに

ネットフリックスで世界的に人気爆発中の韓国ドラマ「イカゲーム」だが、ネットフリックスのない中国でなぜか絶賛の声が出ているようだ。韓国のコンテンツ産業を賞賛する声がある一方で、日本作品の剽窃であるとの批判も出いる。

参考記事:ネトフリ米1位の韓国ドラマ監督、日本映画剽窃疑惑に「台本を先に書いたのは私」

韓国のオピニオンニュースは24日、パク・シンフィ北京通信員の記事を掲載し、「イカゲーム」が中国でも外国ドラママニアを中心に口コミで広がり、爆発的な反応を得ていると伝えた。

パク通信員は、「中国では正式にネットフリックスがサービスされない」としつつ、「しかし、いくつかの違法サイトからネットフリックスで放映されたドラマを含めて、最新の韓国ドラマがほとんどストリーミングサービスされている」と説明した。

パク通信員によると、中国版TikTokでは「イカゲーム」と関連したショートクリップが継続的にアップロードされ、かなりの再生回数を記録した。また、中国版ツイッターと呼ばれる微信では「#イカゲーム」のハッシュタグが作られ、放送後一週間で8億に近いアクセスと17万近いレビューがあった。中国映画のレビューサイトの評価は、賛否分かれるためか「イカゲーム」の評価は7.8と高くないが、公開一週間でレビュー参加者数が6万3千人に上った伝えた。

中国の主要メディアも、この人気に便乗するように「イカゲーム」を取り上げ、同作が米国ネットフリックスのドラマランキングで1位を占めたという内容に加えて、ドラマの主な内容、ゲームの紹介と出演などの情報などを深く扱っているとパク通信員は伝えた。

画像:イカゲームのワンシーン/Netflix

パク通信員は、中国のネットユーザーのコメントも多く紹介している。特に俳優とストーリーを高く評価するものが多く、「(主演の)イ・ジョンジェの演技が驚くべきだ」「イカゲームは、人間の本性の様々な面を反映しており、一度観ると止めることができない」などの評価が伝えられた。

また、韓国ドラマのレベルを高く評価するコメントも多い。「中国では絶対に製作が不可能で斬新ながらも刺激的な素材だ」「韓国コンテンツ産業は追いつけないほど発展した」「ハリウッドレベルの制作能力を持っている。私たちは愛国主義の映画だけ作っている」などのコメントが紹介された。

しかし一部では「イカゲーム」の剽窃を批判するコメントもあった。パク通信員によると、「アリスインワンダーランドの韓国版である」「日本のドラマを盗作した」などの評価があったという。
「イカゲーム」は、韓国ドラマとしては初めて米国ネットフリックスのドラマ部門で1位となり、全世界ネットフリックスのドラマのランキングでも2位となった。

参考記事:中国国営紙「韓国スターは問題ある方法で中国ファンから金を稼ぐ」「芸能界浄化の対象に」

参考記事:駐韓中国大使館「韓流アカ停止…公秩序に外れた言動は規制する」「道徳喪失事件が頻発」

参考記事:韓国系米紙「日本は国運が尽きた残念な国」「一つの井戸を掘るだけの垂直思考」

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