スピードスケート・ショートトラックの全日本距離別選手権初日(25日、長野・帝産アイススケートトレーニングセンター)、女子1500メートル決勝が行われ、平井亜実(24=トヨタ自動車)が2分23秒949で2年ぶりの優勝を飾った。
ラスト1周の段階で先頭集団から遅れをとっていた平井だったが、最終コーナーで菊池純礼(富士急行)、神長汐音(全日空商事)を外から抜き去り、先頭でフィニッシュ。「すごく落ち着いてレースに臨めたのがよかった。前日から何十種類の(作戦)パターンを考えていた。本番直前は自分の調子とコーチと話し合って決めた。今回は中盤からスピードが結構上がっていたので、先頭集団の選手は足が疲れてくる。内側を閉めることしかできないので、そこを狙って外から行くというプランを立てていた」と手応えを口にした。
北京五輪まで約4か月半あまり。「今シーズン最初の大会としてはすごくいいスタートが切れたと思う。さらに成長し続けながら北京に向けて調子を上げていきたい」とさらなる高みを見据えた。