【横浜FC】FWサウロミネイロ、土壇場で同点弾 横浜Mとのダービー戦は引き分け

【横浜FC-横浜M】後半、終了間際に同点ゴールを決め、喜ぶ横浜FCのサウロミネイロ(中央)(立石 祐志写す)

◆横浜C2-2横浜M

 横浜FCのサウロミネイロが2ゴール。優勝争いを繰り広げる横浜Mからの金星は逃したが、3連敗中だったチームに勝ち点1をもたらした。

 まずは前半38分だ。瀬古の絶妙な浮き球のパスをジャーメインが折り返し、これを右足で直接合わせて来日初ゴールを挙げる。1-2の後半44分には、右クロスのこぼれ球を押し込んだ。

 7月に加入した24歳のブラジル人が、ようやく本領を発揮。「自分がここに来た理由はゴールを決めてチームを助けること。自分の持ち味は推進力」と留飲を下げた。

 もちろん、手放しでは喜べない。素早い攻撃を誇る横浜Mに対して強度の高いプレスが機能したが、早川監督の表情は硬いままだ。「勝ち点3を取れなかったのは残念。危機感がより強くなるのは変わらない」

 J1残留圏内の16位までの勝ち点差は暫定で8。残り8試合で危険水域に達している。「本当は勝ち切りたかった」と悔やんだサウロミネイロは「まだ何も終わっていないし、自分たちは諦めていない」。気力を保って勝利を追うしかない。

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