沖縄コロナ新規感染115人 若年層が6割 ワクチン1回目接種率の伸び鈍化

 沖縄県は25日、新型コロナウイルスに新たに115人が感染したと発表した。20代が最多の24人で10代が22人と続き、10歳未満から30代の若年層で73人(63.5%)となった。前週の176人より61人減り、減少傾向が続く。入院中は289人で300人を下回った。感染経路が推定できたのは48人で、うち家庭内36人、職場内4人、施設内3人、友人・知人4人、飲食1人だった。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は52.66人と依然として全国最多で全国平均(16.56人)の3倍近い高水準が続く。

 25日に開かれた新型コロナの専門家会議では感染者が減っている背景としてワクチン接種の効果が指摘された。ただ接種率(1回目)が60%に達して伸びが鈍化していることから「子どもなどワクチン接種ができない人を守るためにも、接種できる人は接種し、共に生きられる社会へ協力してほしい」との訴えもあった。

 米軍基地内では12人の新規陽性者があり、合計2699人となった。内訳は普天間基地2人、キャンプハンセン2人、キャンプフォスター5人、キャンプコートニー3人。

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