【ダンロップ女子OP】大逆襲なるか? 渋野日向子を興奮させる母校・作陽高の後輩たちの躍進

渋野日向子

女子ゴルフの渋野日向子(22=サントリー)が後輩たちの活躍に大きな刺激を受けている。

2年ぶりの優勝を目指す「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」2日目(25日、宮城・利府GC)では、2バーディー、ボギーなしの70で回り、通算6アンダーの5位に浮上。順位を1つ上げたが「今日は本当にパターが散々というか、距離感も合っていなかった」と唇をかんだ。

その一方で4位に入った先週の「住友生命レディス東海クラシック」に続き、2週連続で上位争いを繰り広げるなど、復調の兆しが見えているのも事実。「後半のアプローチとかは、すごく自分ではよかったかなって思うところが多かった」と手応えを口にする場面も見られた。

首位を走る西村優菜(スターツ)とは7打差で最終日を迎える。逆転が難しい状況とはいえ、このまま引き下げるわけにはいかない。

母校・作陽高(岡山)の後輩にあたる久常涼が男子下部ツアーで3勝目を挙げると、1学年後輩の石川怜奈も女子下部ツアーで2勝目をマーク。母校の後輩たちの活躍を聞いた渋野は「男女問わず、やっぱり地元で一緒に頑張ってきた子とか頑張っている子とかの頑張りを見ると、この間話をした同級生が優勝争いをして頑張っている以上に、何か自分もうれしいし、めちゃくちゃやる気が出ている気がする」と興奮気味に語った。

最終日を前にパワーをもらった渋野。後輩たちの優勝ラッシュにあやかることはできるか。

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