【ポータブル電源】EcoFlow『RIVER Max』がキャンプや車中泊におすすめな4つの理由

月に2〜3回は車中泊の旅をしている私ですが、夏冬共通で絶対に必要なアイテムがあります。
それが何かというと……ポータブル電源です。今まで20台以上のポータブル電源を試しましたが、その中でも使用頻度が高く、他のポータブル電源にはない魅力がたくさんあるのが、EcoFlowの『RIVER Max』です。今回は、超高性能で筆者もお気に入りのポータブル電源、RIVER Maxを紹介します。

EcoFlow『RIVER Max』は超高性能!他のポータブル電源にはない機能が満載

今回紹介するEcoFlowのポータブル電源『RIVER Max』は、他のメーカーのポータブル電源にはない機能を持った、便利なアイテムです。

RIVER Max

キャンプや車中泊などのアウトドアで活躍すること間違いなしのRIVER Maxについて、まずはスペックから見てみましょう。

  • 本体サイズ:28.8 × 18.5 × 25.3 cm
  • 重量:7.7kg
  • 容量:576Wh
  • AC出力:600W(X-Boost時は1200Wまで)
  • USB-A:最大12W USB-A×2(5V2.4A)、最大28W USB-A×1(12V×2.4A)
  • USB-C:最大100W USB-C×1(PD対応)
  • 放電温度:-20℃〜60℃
  • 寿命:800サイクル以上 (80%+)

本体サイズは、500Wクラスのポータブル電源としては少し大きいかなという印象があります。

しかし、上記のスペックだけ見ても、放電温度が-20℃〜60℃と、北海道の真冬から猛暑日の屋外キャンプにまで使えるという点は優れています。

そして、上記のスペックには見えない部分で、他のメーカーにはない、以下のような便利機能も搭載されています。

  • 1時間で80%充電可能な急速充電機能
  • 最大1200Wの家電製品が使えるX-Boost機能
  • モジュール式で容量の増減調整可能
  • ネット接続でソフトウェアアップデートができる

いくつものポータブル電源を持っている私がよくRIVER Maxを使うのも、上記の機能が搭載されているからです。

同じスペックで容量違いのタイプもあり

EcoFlowのRIVERシリーズ

EcoFlowには、RIVER Maxと同じ性能で容量違いのものが他にもあります。

  • RIVER Max:今回紹介するポータブル電源
  • RIVER Max Plus:色がホワイトで容量が720Whになったタイプ
  • RIVER Pro:追加バッテリー接続時の容量が1440Whの大容量タイプ

上記の3つは、基本的な性能は同じで容量と価格が違うだけなので、今回紹介するポイントは『RIVER Max Plus』や『RIVER Pro』にも当てはまります。

▼EcoFlow RIVER Max Plus

▼EcoFlow RIVER Pro

【レビュー】EcoFlowのポータブル電源『RIVER Max』がおすすめな4つの理由!

RIVER Maxのおすすめポイントは、他のメーカーのポータブル電源にはない、RIVER Maxならではの機能にあります。

ここからは、私がRIVER Maxをおすすめする4つの理由をご紹介していきます。

急速充電で1時間で80%充電可能

RIVER Maxは家庭用コンセントを使って充電した場合、充電スピードがかなり早いのが特徴です。通常、このクラスのポータブル電源だと200W程度の入力で、充電には4~5時間かかるのが普通です。

しかし、RIVER Maxは500W入力で、0から80%までの充電がたったの1時間!満充電までも、1.6時間しかかかりません。

充電中のRIVER Max

容量の大きなRIVER Max Plusも、同じ時間で充電可能です。

エクストラバッテリーをつけたRIVER Proは1440Whとかなり容量が大きいため、さすがに満充電までは3時間かかります。しかし、それでも、他のメーカーのポータブル電源の半分程度の時間しかかからず、かなり速いスピードで充電することができます。

これだけ充電スピードが早ければ、出発の朝充電し忘れたことに気がついても、急いで充電して満充電で持って行くことができますよね。

この充電スピードの速さは、他のメーカーにはない、RIVER Maxならではの強みです。

最大1200Wの家電製品が使えるX-Boost機能

RIVER MaxのAC出力は600Wまでなので、基本は消費電力が600W以下の家電製品しか使うことはできません。

しかし、RIVER MaxにはX-Boost機能がついていて、この機能をオンにすることで最大1200Wまでの一部家電製品が使用可能です。

電圧を落として使用できるようにするため、精密機器には使えませんが、単純な構造のドライヤーや電気ストーブ、電気ケトルなどは問題なく利用できます。

RIVERMaxでドライヤーを使用

特に車中泊だと電気ケトルは頻繁に使用するため、1200Wまで使えるX-Boost機能は便利です。1,000W以上のポータブル電源は高価で大きくなりますからね。

もちろん、RIVER Max PlusとRIVER ProにもX-Boost機能が搭載されています。

このX-Boost機能と同じような機能は、他のメーカーのポータブル電源では今のところ見たことがありません。

バッテリーの容量調整が可能なモジュール設計

RIVER Max・RIVER Max Plus・RIVER Proは、モジュール設計なので、使用する状況に応じて以下のように容量を2段階で調整可能です。

  • RIVER Max:288Whにエクストラバッテリーをつけると576Whに
  • RIVER Plus:360Whにエクストラバッテリーをつけると720Whに
  • RIVER Pro:720Whにエクストラバッテリーをつけると1440Whに
RIVER Maxのエクストラバッテリーを外して容量とサイズの変更

容量を半分にしても出力性能は変わらず600Wまで、X-Boostで1200Wまで使えます。

特にRIVER Maxは、エクストラバッテリーを外した状態で使用するととても軽く、1200Wの家電製品まで使える高性能な軽量ポータブル電源として持ち運びにとても便利。

夏の電気をあまり使わない車中泊では、容量を下げてコンパクトにすると非常に使いやすいです。「デイキャンプで少しだけ電気を使いたい」なんて時も邪魔にならないと思います。

こうしたモジュール設計も、他のメーカーのポータブル電源では見かけない機能です。

ネットに接続して操作やソフトウェアアップデートが可能

RIVER Maxは、インターネットに接続し、スマホアプリを使って各種機能の設定や電源のオンオフ、ソフトウェアアップデートなどができるのもいいところです。

スマホアプリで操作可能なRIVER Max

実は、このRIVER Max、初期型はAC出力電源をオンにするだけでファンが常に回り、音が気になる製品でした。

性能はいいんだけど音が……と思っていたんですが、アップデートされた今は、静音性がかなり高まりました。車中泊のような、狭い車内での利用でも、まったく音が気になりません。

高い出力でハードに使えばファンも回りますが、電気毛布や扇風機を回すくらいなら無音で動いてくれます。

今後もアップデートでより使いやすく改善される可能性があり、まだまだ機能の伸びしろがあるポータブル電源です。

EcoFlowのポータブル電源『RIVER Max』をおすすめできる人

RIVER Maxはどんな人に向いているか、おすすめできる人の特徴をまとめてみました。

できるだけ早くポータブル電源を充電したい人

前述の通り、RIVER Maxは充電が早いポータブル電源なので、少しでも早く充電を終わらせたいという人にはぴったりです。

例えば、電源付きのオートキャンプ場で、朝の出発までの時間に充電を終わらせたいという場合や、コンセント付きのハイブリッド車で、移動中に充電を終わらせたい場合。

出発の朝にさっと充電して持って出かけたい場合や、災害時に短期間コンセントを使えるタイミングで、できるだけたくさん充電したい場合など。充電時間が短ければ短いほどいいという人にはおすすめです。

たまに1000W以上の家電製品を使いたい人

RIVER Maxでは、1200Wの一部の家電製品を使うことができます。そのため、「基本は600Wで十分だけど、たまに高出力の家電製品を使いたい!」といった人にもおすすめです。

電気ケトルやドライヤーなど、1000Wクラスでの電源で動かない家電製品でも、RIVER Maxなら動かせます。

電気ケトルをRIVER Maxで使用

車中泊やアウトドアで、電気ケトルやドライヤーなどといった製品が使えると、快適度が段違いにアップするはずです。

たまに大容量で使いたい人

容量の切り替えが可能なRIVER Maxは、普段は少しの容量でいいけど、長期のキャンプや車中泊などで、ときおり大容量が必要になる人にも最適です。

私の場合、夏の車中泊やアウトドアではコーヒーを飲む程度であまり電力は使いません。なので、容量を減らし、軽くして使っています。

冬の車中泊やアウトドアでは、電気毛布など暖房器具を使うので、かなりの電力が必要になります。そのため、冬場はエクストラバッテリーをつけ、大容量を持ち歩いています。

他にも、「使う量は少ないけど、せっかくポータブル電源を買うなら大容量のほうがいいのかな…?」と考えているような人にも合うはずです。

用途や時期に合わせて容量やサイズを変えて使い分けたい人に、RIVER Maxはぴったりですよ。

EcoFlowのポータブル電源『RIVER Max』をおすすめできない人

RIVER Maxはかなり高性能なポータブル電源ですが、すべてにおいて完璧な製品ではありません。そのため、使い方によってはRIVER Maxが合わないケースもあります。

ここでは、RIVER Maxがおすすめできない人はどんな人かまとめてみました。

消費電力600W以上の精密機器や家電製品を頻繁に使いたい人

600W以上使う、消費電力の大きな精密機器や家電製品を頻繁に使いたい場合、RIVER Maxは向いていません。

X-Boost機能では1200Wまでの家電製品が使えるものの、電圧を下げて使うので、電子レンジなどは動かないケースもあります。また、コンプレッサーを使ったエアコンなども動かないです。

RIVER Maxで正常に動かない電子レンジ

RIVER Maxは「基本は600Wで十分。ちょっとした家電製品を使うために、たまに1000W以上ほしい」という人向けです。1000W以上の精密機器を使いたい人や、1000Wの家電製品を頻繁に使いたい場合は、他のポータブル電源がおすすめです。

▼他のポータブル電源をチェックしたい人はこちらの記事をどうぞ!

とにかく安いポータブル電源がほしい人

RIVER Maxは、性能の高さを考えると、非常にコストパフォーマンスが良いです。とはいえ、定価63,800円と、決して安い金額ではありません。

とにかく安価で、ガシガシ使えるポータブル電源がほしいという人には向いてないと思います。

安くてとりあえず最低限の機能が付いてればいいという場合には、もっと良い製品があると思います。

▼安いポータブル電源を求めている人はこちらの記事もチェック!

EcoFlowのポータブル電源『RIVER Max』の口コミ・評判

EcoFlowの『RIVER Max』は高性能ポータブル電源!キャンプや車中泊にはぴったり

今回は、車中泊やキャンプで活躍するポータブル電源、RIVER Maxを紹介しました。

RIVER Maxは他のメーカーのポータブル電源にはない充電の早さ、一部の家電製品だけではありますが、1200Wまで使える大出力。そして、容量を変えられるモジュール設計、インターネットでバージョンアップできる先進性を兼ね備えています。

-20℃〜60℃の環境で使えるというのも、車中泊やキャンプなど、家の外での利用を考えている人にはいいですよね。

容量や機能性を考えると、コストパフォーマンスも抜群なので、ポータブル電源の最初の一台としてとてもおすすめの製品です。きっと、どこへ持って行く場合でも大活躍してくれるアイテムになるはずですよ。

ポータブル電源以外も要チェック!キャンプや車中泊で役立つアイテムまとめ

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