ニューガーデンが王者争いにギリギリ踏みとどまるポール奪取。パロウは10番手に/インディカー最終戦ロングビーチ予選

 ロングビーチで開催されているNTTインディカー・シリーズ最終戦。25日に行われた予選は、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が今シーズン4度目となるポールポジションを獲得した。

 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、Q1で敗退し予選16番手から最終戦に挑む。

 アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)がパト・オワード(アロウ・マクラーレンSP)に35ポイント差をつけ2021年の最終戦を迎えたインディカー・シリーズ。最後の舞台は、カリフォルニア州南部のロングビーチコンベンションセンターの特設コースだ。

 コロナ禍により、2年ぶりの開催となったロングビーチ戦。前日のプラクティスでは、コルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)がトップタイム。パロウは3番手と上々の走り出し。オワードは16番手となった。

 予選前のプラクティスでもハータは引き続きトップタイムを記録。一方、オワードは8番手、パロウは16番手で予選を迎えた。

 ふたつに分かれて走行が行われるQ1。グループ1は、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)がトップタイム。スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が2番手で、パロウ、オワードが続きQ2進出へ。

 グループ2は、フェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)がトップ通過。移籍を発表したロマン・グロージャン(デイル・コイン)も4番手でQ2進出を果たす。

 プラクティストップだったハータは7番手、佐藤琢磨は8番手でQ1敗退となった、

 12台中上位6台がQ3へと進出する予選Q2。トップはグロージャン。ディクソンが2番手。スポット参戦するエリオ・カストロネベス(メイヤー・ションク・レーシング)が4番手の速さをみせる。

 オワードは8番手、パロウは10番手でQ2敗退となった。

2022年はフル参戦するエリオ・カストロネベス(メイヤー・シャンク・レーシング)

 ポールポジションを争う予選Q3では、逆転チャンピオン獲得にフルポイントの54ポイントが必要なニューガーデンがトップタイム。今季4度目のポールポジションを獲得し王者争いにギリギリ踏みとどまった。2番手にディクソン、3番手にカストロネベス。

 ランキングトップのパロウは、11位以上でフィニッシュすれば自力でチャンピオン決定だ。

 誰が2021年のインディカー王者となるのか? 注目の決勝レースは、26日15時30分(日本時間27日4時30分)にスタートを迎える。

35ポイントリードと有利な状況で最終戦を迎えたアレックス・パロウ
8番手から王者獲得へ優勝を狙うパト・オワード(アロウ・マクラーレンSP)

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