長崎県内外の子どもたちが作ったキャンドルに火をともし、原爆犠牲者に祈りをささげる「平和の灯 in Autumn」が25日夜、長崎市松山町の爆心地公園であった。多くの市民が訪れ、原爆落下中心地碑を放射状に囲んだキャンドル約3300本の温かい光に平和への願いを重ねた。
市などでつくる実行委が毎年8月8日夜に開いているが、今年は台風接近で延期。新型コロナウイルス感染防止のため、場所も平和公園内の「平和の泉」から爆心地公園に変更した。
「戦争が二度と起きませんように」などのメッセージと思い思いの絵が描かれていたキャンドルに、実行委員が火を付けた後、原爆犠牲者に黙とう。ハトの形をした白い風船を空に放った小学5年の江頭叶太君(10)は「みんなが笑顔になれる平和な世界になってほしいという思いを込めた」と話した。
キャンドル約3300本 爆心地公園で平和の灯
- Published
- 2021/09/26 10:00 (JST)
- Updated
- 2021/09/27 10:21 (JST)
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