「長崎くんち」塗り絵作品募集 展示のほか動画に仕立て放映も

県内のデザイナーなどが手掛けた塗り絵の台紙(県美術館提供)

 新型コロナウイルスの影響で諏訪神社(長崎市上西山町)の秋の大祭、長崎くんちの奉納踊りが2年連続で中止になったことを受け、県美術館はホームページで演(だ)し物の塗り絵の台紙を公開し、作品を募集している。寄せてもらった塗り絵は館内で展示するほか、動画に仕立てて同館入り口横のアートビジョンなどで放映する。
 演し物の塗り絵を街中で披露することで、くんちの庭先回りの雰囲気を味わってもらいたいと企画。県内を拠点に活動するデザイナーや漫画家らが協力し、昨年からの繰り延べで今年奉納する予定だった演し物のうち、「御朱印船」(本石灰町)、「鯨の潮吹き」(万屋町)、「川船」(船大工町)、「阿蘭陀万歳」(栄町)の四つをイラストにした。
 同館での塗り絵の展示は10月16~31日まで。A4サイズの作品現物を10月10日までに、〒850-0862、長崎市出島町2の1、県美術館「ぬり絵で庭先回り展示」係に送る。
 動画は同館やみらい長崎ココウォーク(茂里町)、県庁など市内6カ所で10月7~9日に放映(同館は31日まで)。動画に掲載希望の場合は作品の写真かスキャンしたデータを、9月28日までにメール(npam02@nagasakimuseum.onmicrosoft.com)で送る。
 作品は展示用と動画用の両方に応募できる。問い合わせは同館(電095.833.2110)。

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