ホンダがオンライン販売を2021年10月から開始! トヨタや日産などの国産メーカーも追従するか!?

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ホンダは2021年10月に国内メーカーとして初となる国内でのオンライン販売を開始する。コロナ禍で対面での接客に抵抗感もある中、輸入車ではすでに始まっているが、まだ普及しているとは言えない状況だ。ホンダの新規参入を皮切りに、日本の新車販売は大きく変わるのだろうか!? 今回は他メーカーの取り組みなどやオンライ販売の今後について解説しよう。

ホンダ 新型ヴェゼル「e:HEV PLaY」「e:HEV Z」[2021年4月23日発売] [Photo:和田 清志]

コロナによるリスクや若い世代への販売訴求に一役買いそうだ

日本での新車の買い方は、ディーラーに出向き、商談して購入するのが一般的。ディーラーに来店するユーザーは近隣客ばかりのため、あえてオンラインで販売するメリットはなかった。

しかし、昨今のコロナ禍による対面接客のリスク懸念や特にスマホ世代の若いユーザーへの新車訴求などからオンライン販売のニーズは高まっていた。

日本で新車をオンライン販売しているのはテスラが有名だろう。

日本でオンライン販売をメインで行っているテスラ

ホンダは来月から本格的にスタートさせる

ホンダが取り組む新車オンライン販売に向けて、来月にも専用サイトを立ち上げる。

コロナ禍での対面を避けたいというニーズに応えつつ、長期的にはスマホから手軽に新車を購入できる環境を整えることでクルマ離れが進む若者にも購入しやすくし、新たな顧客創出を狙う。

専用サイトではクルマ選びから見積もり、購入契約、支払いまでをオンラインで完結させる。

ホンダでは見積もりから支払いまでをオンラインで行える

日産は一部車種でスタート済み! ボルボなど海外勢もオンライン販売実施中

国内メーカーとしては、日産が今冬に発売を予定する電気自動車のアリアでオンラインでの予約注文を行っている。BMWではAmazonでの販売も行われており、ボルボは2030年までに車両販売をすべてオンラインに切り替えるなど、輸入車では少しずつ普及しつつある状況だ。

ボルボは2030年までに車両販売をオンラインに切り替える

販売価格が分かりやすくなるのが大きなメリット!

オンライン販売のメリットは大きく分けて3つある。

まずは場所や時間を問わず商談できるということ。これは前述した通り、コロナ禍で対面接客へのリスク懸念が高まっていることや、忙しい人にも店舗に寄らずにクルマが手に入ることから大きなメリットと言えるだろう。

次に値引きがないため価格設定がわかりやすいこと。店舗ごとのノルマや在庫車を置く必要がないため、値下げして販売することもない。

また、事前に予約されている台数を新車の生産計画に反映させられること。これは在庫を置いておく必要がないということにもつながる。

整備などのサービス面では不安も

一方、デメリットとしては車両の整備やサービスをどこで受けられるのか、店舗に依存してきたからこそ起こる不安だ。

すでにオンライン販売を行っているテスラでは、店舗が少ないため納車や整備は出張サービスとなる。しかし、ボルボでは納車などのサービス面は実店舗が担う。おそらくディーラー数が多いことからホンダもボルボと同様のサービスとなることだろう。

すでに国内における新車販売市場は厳しい状況に置かれている。新車販売よりも、むしろ整備やサービスの方がディーラーとしては大きな利益だ。

また、最近ではメンテナンスフリーのパーツも増えていて整備が必要となる回数は少なくなりがち。オンライン販売が進めばディーラーの淘汰は進むだろうが、大規模のディーラーがサービス担当として残るだろう。ユーザーにとってもメーカーにとってもメリットが大きいのではだろうか。

【筆者:MOTA編集部】