衆院選長崎 立民・枝野氏 支持訴え 大村、佐世保で街頭演説

街頭演説で「共に政治を変えよう」と訴える枝野代表=大村市内

 次期衆院選を前に立憲民主党の枝野幸男代表は25日、長崎県大村市、佐世保市で街頭演説し「新型コロナの危機から1日でも早く当たり前の日常を取り戻すため、共に政治を変えよう」と支持を訴えた。
 街頭演説には長崎3、4区に出馬予定の候補者も参加。新型コロナ対策を巡り枝野代表は「(総裁選や総選挙のため)国会で審議し、具体的な手が打てるのは11月下旬以降になってしまう。政治の役割が果たせていない」と、コロナ対応を議論するための臨時国会の召集に応じなかった政府、与党の対応を批判した。
 経済対策については「格差を正して貧困を減らし、老後、雇用、子育ての安心を実現することが一番の経済対策」と主張。「安心して暮らせる日本、まっとうな政治を取り戻すため、選挙ではみなさんの声を政権選択という形で示してほしい」と呼び掛けた。
 このほか枝野代表は、長崎空港で連合長崎の宮﨑辰弥会長ら幹部と県内の選挙情勢などについて意見交換。大村市内ではコロナ禍で売り上げが減少している事業者からも話を聞いた。
 記者団に対し枝野代表は「長崎は3区も4区も新人が良い戦いをしている」と評価。自民の公認候補が決まっていない4区については「接戦は間違いなく、(与党と野党の)一騎打ちの構図を生かさなければならない」と述べた。

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