2歳児は丸を、3歳は目や手…子どもたちが描いた絵を審査 幼児画2257点入賞 来月那覇で展示

 第55回新報幼児画コンクール(主催・琉球新報社、共催・県造形教育連盟)の審査会が25日、那覇市の沖縄産業支援センターであり、応募3794点から入賞作品2257点を選んだ。結果は10月21日付琉球新報の特集で発表する。優秀賞に選ばれた作品は10月22~24日、那覇市泉崎の琉球新報社2階ギャラリーで展示する。

 審査は幼稚園、保育園、こども園の教諭ら5人が行った。2歳児は丸を描けるようになる、3歳児は目や手を描くようになるといった年齢ごとの発達に応じた作品を選んでいった。

 中には、大人が描き方を指示したり、手を加えたりしたと思われる作品もあった。審査する教諭によると、新型コロナで指導法の研修会も開きにくい中、指導過多の作品が減らない印象があるという。「子どもが描きたいものを、子ども自身が描くようにしてほしい」と呼び掛けた。

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