【神戸新聞杯】道悪の鬼ステラヴェローチェが激勝! ダービー馬シャフリヤールは4着に敗れる

神戸新聞杯を制したステラヴェローチェ

菊花賞トライアルのGⅡ神戸新聞杯(26日=中京競馬場、芝2200メートル)は、吉田隼人騎手騎乗の2番人気ステラヴェローチェ(牡・須貝)が直線、馬の間から抜け出してV。昨年0秒5差で完勝したGⅢサウジアラビアRCに続いて不良馬場で重賞2勝目を獲得した。2着レッドジェネシス、3着モンテディオとともに本番の優先出走権を手に入れた。

日本ダービー馬で単勝1・8倍の断然人気シャフリヤール(牡・藤原英)は、道中手応え良く中団外を追走していたかに見えたが、不良馬場が影響したのか、直線追われてから意外なほど伸びず4着に敗れた。

ステラヴェローチェの吉田隼人騎手は「こういう馬場だったので最後はバテバテになりましたが、よく最後まで頑張ってくれました。今日は前半(のレース)から馬場を意識していました。力がある馬がいるのでどっちを通るのか意識していましたね」とシャフリヤールを徹底マークしていたことを打ち明けた。

その上で「今日は馬場が向いたのが大きいと思います。今後はどんな馬場でもダービー馬相手に頑張れるように成長してほしいです。体つきはゴツくなって成長してくれていますし、無事に前哨戦を勝ってくれたので、次はどんな馬場でもやってやろうという気持ちです」と菊花賞に向けてアツい決意を述べた。

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