巨人・宮本コーチが4四球の戸根&鍵谷に苦言「一軍の投手として恥ずかしい」

四球が大きな痛手となった。巨人の宮本和知投手チーフコーチ(57)ら首脳陣が26日の阪神戦(東京ドーム)後、5回に計4四球でピンチを招いた戸根千明投手(28)と鍵谷陽平(31)へ苦言を呈した。

先発・山口が3回途中1失点、4四球で降板となると、2番手としてマウンドに上がった戸根。ロングリリーフを任される格好となったが、5回に突如としてリズムを崩した。

先頭・近本から空振り三振を奪ったものの、続く中野、マルテへ2者連続四球。慌てて3番手・鍵谷へスイッチしたが、悪い流れを断ち切れず…。大山は空振り三振としたものの、糸原に四球を与えて二死満塁とすると、続く糸井に走者一掃の適時二塁打を許し、3点を失った。その後も佐藤に四球としたが、なんとか梅野を一邪飛に打ち取ってこの回を終了。試合は結果的に1点差で惜敗となっただけに、痛恨のイニングとなった。

試合後、宮本コーチは「今日の試合はすべて四球ですね。戸根の四球2つ、そして1イニング4四球ですから、やはりああいった結果になるなと。これは投手として、一軍の投手としては恥ずかしい結果ですね」と、両投手を厳しく断罪。原監督も「(四球は)4つでしょ。4つ絡むとやっぱりそういう形になるでしょうな。いずれにしても、ちょっとフォアボールが多いよね」と首をかしげた。

シーズンも佳境に入ってきた今、投手陣にとっては本当の正念場となりそうだ。

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