故アヴィーチーの新作ドキュメンタリーが制作開始、公開は2023年予定

Photo: Richard Ecclestone/Redferns

スウェーデン出身のアーティスト兼プロデューサーであるアヴィーチー(Avicii)の死から約3年半が経過した今、彼の人生と音楽を描いた新しいドキュメンタリーが発表された。2023年の公開を予定している本作では、新たに制作された素材を使用し、アヴィーチーの家族や友人、同僚へのインタビューに加え、未公開のアーカイブ映像やアヴィーチー本人へのインタビューも含まれている。

このドキュメンタリーは、”時代を定義し、音楽の世界を永遠に変えた音楽とアーティストに迫るものであり、彼の比類なき成功とそのプレッシャーに対処するための苦悩を描いた、親密でありながらも壮大な物語である”と謳われている。

このドキュメンタリーは、スウェーデンの監督兼撮影監督のビョルン・タイヤンバーグとカンダモ・フィルムがスウェーデン国営テレビの協力を得て制作し、2020年に公開された同国のラッパーを追ったドキュメンタリー『Yung Lean: In My Head』を監督したスウェーデン人のヘンリック・バーマンが撮影を担当している。

ヘンリック・バーマンはこうコメントを寄せている。

「私の目標は、アーティストのアヴィーチーと(本名である)ティムの人生の両方について、正直で新しい視点を提供することです。観客を驚かせ、現在スウェーデンの最大の国際的アーティストに対する一般の人々のイメージに挑戦します。そうすることで、彼の音楽が多くの人々にとってどのような意味を持っているかにも光を当てる映画にしたいと思っています」

この新作はアヴィーチーに関する初のドキュメンタリーではない。存命中であった2017年に公開された『AVICII: TRUE STORIES』は、世間を騒がせた燃え尽き症候群の時期をきっかけに、ツアースケジュールを縮小していた時代の彼の姿を捉えている。

Written By Tim Peacock

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