【自民党総裁選】「付き添い犬」が陣中見舞い 河野氏、普及へ協力を約束

付き添い犬をなでる河野行革相=国会内

 自民党総裁選に立候補している河野太郎行政改革担当相(衆院神奈川15区)は26日、虐待や性暴力などを受けた子どもの精神的な負担を軽くするために裁判など司法の場に同行する「付き添い犬」の表敬訪問を受けた。付き添い犬を全国に普及させる協力を約束した。

 付き添い犬の普及に取り組むNPO法人「神奈川子ども支援センターつなっぐ」(横浜市)のスタッフらと訪れたのは、ゴールデンレトリバーのバディとキース。河野氏は、付き添い犬やコーディネーターの育成が求められているほか、取り組みへの関心の高まりが課題になっている現状についてスタッフから説明を受けた。

 河野氏はじっと伏せている2頭の頭や体をなでたり、顔をのぞき込んだりして終始ご機嫌。「一人前になるまでにどのくらいかかるのか」などと質問し、「虐待を受けた子どもの心の重みをいかに軽くしてあげられるかが大事だ。こうした取り組みを全国に広げていきたい」と応じた。

 鈴木馨祐(7区)、牧島かれん(17区)の両氏も立ち会った。

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