【大相撲】横綱白鵬が現役引退の意向 今後は親方で後進の指導へ

8月末には秋場所出場へ準備していた白鵬(東スポWeb)

大相撲の第69代横綱白鵬(36=宮城野)が現役引退の意思を固めたことが分かった。秋場所(東京・両国国技館)は同部屋の十両北青鵬らが新型コロナウイルスに感染した影響で休場した。一方で、3月に古傷の右ヒザを手術するなど体は満身創痍。7月の名古屋場所で7場所ぶり45回目の優勝を達成したことを区切りに、土俵に別れを告げる決断を下した。

白鵬は2001年春場所で初土俵を踏み、04年夏場所で新入幕。07年夏場所後に横綱へ昇進し、番付の頂点へ上り詰めた。得意の右四つで絶対的な強さを発揮したほか、左四つや突き押しでも取れる万能型力士として黄金時代を築いた。優勝45回をはじめ、通算1187勝、幕内1093勝、横綱899勝など数々の歴代1位記録を樹立。その他にも7場所連続優勝(1位タイ)や63連勝(2位)など輝かしい実績を積み重ねた。

今後は日本相撲協会に残り、親方として後進の指導にあたる見通し。

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