カージナルス連日の逆転勝利で16連勝 WC獲得へM1

【カージナルス4-2カブス】@リグリー・フィールド

前日の試合で球団新記録となる15連勝を達成したカージナルスは、8回表二死からハリソン・ベイダーの15号ソロで同点に追いつき、9回表に2点を勝ち越し。9回裏のピンチをしのぎ、カブス4連戦をスイープして連勝を16に伸ばした。カージナルスはこの試合が2021年レギュラーシーズンのビジター最終戦。ビジター11連勝のままシーズンを終えるのは1887年フィラデルフィア・クエーカーズ(現フィリーズ)以来134年ぶり史上2チーム目の快挙となった。

カージナルスは3回表にポール・ゴールドシュミットの31号ソロで先制したが、先発のジェイク・ウッドフォードが4回裏に先頭の四球からピンチを招き、セルジオ・アルカンタラのタイムリー二塁打とデービッド・ボーティの犠飛で2失点。しかし、敗戦まであと4アウトに追い詰められた8回表二死からベイダーが15号ソロを放って2対2の同点に追いつき、9回表には一死2・3塁のチャンスを作って暴投と内野ゴロで2点を勝ち越した。

9回裏はクローザーのジオバニー・ガイエゴスが登板したが、連続四球で一死1・2塁のピンチを招いた。ここでフランク・シュウィンデルの平凡なフライを三塁ノーラン・アレナードが足を滑らせて捕球できず、打球はフェアゾーンにポトリ。インフィールドフライで打者はアウトとなり、オーバーランした一塁走者にタッチして試合終了かと思われたが、審判団は二死2・3塁から試合再開という判断を下した。これにマイク・シルト監督が猛抗議して退場となったものの、ガイエゴスはイアン・ハップを空振り三振に仕留めてリードを守り抜き、ワイルドカード決定へのマジックナンバーを1とした。

© MLB Advanced Media, LP.