ブリュワーズがメッツ3連戦スイープ 3年ぶり地区優勝

【メッツ4-8ブリュワーズ】@アメリカンファミリー・フィールド

ナ・リーグ中部地区の首位を独走していたブリュワーズは、2位カージナルスの快進撃により地区優勝へのマジックナンバーがなかなか減らない状況が続いていたが、メッツ3連戦の最終戦に8対4で勝利し、3連戦をスイープ。自力でマジックを減らし、2018年以来3年ぶりとなる地区優勝が決定した。ブリュワーズの地区優勝は1998年のナ・リーグ中部地区移転後では3度目。4年連続ポストシーズン進出は球団記録となっている。

ブリュワーズは1回表にフランシスコ・リンドーアの18号ソロで先制を許したものの、1回裏にウィリー・アダメスが24号2ランを放ち、すぐさま逆転に成功。2回裏にはエドゥアルド・エスコバーのタイムリーなどで3点を追加し、リードを広げた。4回表にハビアー・バイエズのタイムリー二塁打で2点、6回表にケビン・ピラーのタイムリーで1点を返され、1点差に詰め寄られたが、6回裏にメッツの守備のミスにより3点を追加。7回以降はアーロン・アシュビー、デビン・ウィリアムス、ジョシュ・ヘイダーのリレーでメッツの反撃を封じた。

今季のブリュワーズはブランドン・ウッドラフ、コービン・バーンズ、フレディ・ペラルタの先発三本柱、ウィリアムスからヘイダーにつなぐ勝利の方程式など、メジャー3位のチーム防御率を誇る投手陣が最大の強み。打線はOPSが.900を超えるような強打者こそいないものの、29本塁打のアビサイル・ガルシアやシーズン途中に加入したアダメスを軸に穴の少ないラインナップを形成し、強力投手陣に十分な援護点を与え続けた。

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