梅屋庄吉のひ孫 小坂さん 外務大臣表彰 日中交流活動が評価

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外務大臣表彰を受けた小坂さん=東京・日比谷松本楼

 中国・辛亥革命の指導者孫文を支援した長崎生まれの実業家梅屋庄吉(1868~1934年)のひ孫、小坂文乃さん(53)=東京在住=が、本年度の外務大臣表彰を受けた。本県で取り組んできた日中学生の交流事業「孫文・梅屋塾」や、国内外での講演、民間交流活動が評価された。
 小坂さんは「辛亥革命から110周年の今年に、思いがけない受賞で大変光栄。活動は長崎県に良い流れをつくってもらったおかげ。受賞は私1人というより長崎の皆さんと一緒にいただいた気持ち」と話している。
 梅屋は孫文と固い友情で結ばれ、日中親善と東洋平和に力を尽くした人物。東京の老舗レストラン日比谷松本楼の社長を務める小坂さんは、梅屋の遺志を継ぎ、日中両国で講演し本を出版。梅屋の生涯を紹介する企画展やイベントを開催し、日中交流を促進する活動を続けている。
 外務大臣表彰では「日中の民間交流、相互理解を進めることに貢献した」と評された。
 小坂さんは「今後も活動を通して、梅屋のぶれないダイナミックな生き方やアジアの捉え方などを今の日本の若者に伝えていきたい」と話している。