秋田市のタクシー会社で運転手デビューしたウクライナ出身の女性がいる。サンガル・ナターリアさん(44)。「お客さんを元気にして、また会いたいと思ってもらえるドライバーになりたい」と張り切っている。
タクシー運転手になりたいと思ったのは、雪道でのけががきっかけだった。
2月、ナターリアさんは介護の仕事の帰りに転んで脚を骨折してしまい、通院や買い物などで頻繁にタクシーを利用するようになった。その中で、あきた県都交通(秋田市寺内)のドライバーが何げない会話に優しく楽しく応じてくれたことが、心に残っていたという。
転職を考えていたナターリアさんは元々運転が好きだったこともあり、けがが治った後、タクシー運転手を目指そうと決めた。