<コリア・ニュース・コラム>労働党機関紙で国土管理の怠慢を批判

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「模範を広く宣伝し、一般化していく方式」で発展を遂げてきた朝鮮では、成果の乏しい企業や地域をメディアが取り上げるのはあまり見受けられない。

しかし近年、党・国家レベルでいっそう力を入れている国土建設・管理の分野では公然と批判がなされている。

朝鮮労働党の機関紙、労働新聞2月28日付は、山林復旧事業で成果を収めている平安南道檜倉郡と、毎年のように計画未達成の両江道普天郡を比較しながらその要因を分析。檜倉郡は条件が決して良いわけではないが次世代を思う活動家の奮闘が成果を生んだとする一方、普天郡活動家の無責任な態度を痛烈に批判した 。

9月13日付では河川整理を怠ったとして咸鏡南道新興郡が最初に槍玉に挙がった。同郡は今年8月上旬に大きな豪雨被害があった。

また咸鏡南道洪原郡、咸鏡北道花台郡、江原道金化郡も河川整理を形式的に行ったとして名指し批判された。洪原郡は今年8月、金化郡も昨夏に大雨被害に見舞われたという共通点がある。

新聞は、「他のことで忙しいのに、来るとも限らない大雨のために治山治水事業までやってられない」と弁明する活動家の怠慢を問題視した。

治山治水のモデルとなっている平安北道雲山郡(労働新聞)

朝鮮労働党中央委員会第8期第3回政治局拡大会議(9月2日)で治山治水のモデルとして高く評価されたのは平安南道成川郡と平安北道雲山郡だ。両郡は決して恵まれた環境にないが、治山治水だけでなく山林復旧、住宅・学校建設などでも成果を収めている。

「秘訣は幹部の責任感と正しい方法論」だと一貫して主張している。