街中に1万本のヒマワリ畑 長崎・ベルナード観光通り

買い物客らを楽しませた1万本のヒマワリ=長崎市、ベルナード観光通り

 コロナ禍で支えてくれている人々への感謝と街に元気を届けようと、長崎市中心部のベルナード観光通りに25、26の両日、1万本のヒマワリ畑が出現した。鮮やかな黄色に買い物客は足を止め、写真を撮ったり、感嘆の声を漏らしたりしていた。
 長崎文化放送主催。島原市三会地区の休耕地でヒマワリを栽培する19の農家でつくる「Bunkou Farms 島原」が協力した。
 「Bunkou」のメンバーは20~40代の農業後継者で、全員が同地区にある市立三会小長貫分校出身。農家の垣根を越えて連携し、島原産のブランド野菜のおいしさを全国に発信している。休耕地のヒマワリ畑は人気の写真スポットになっており、枯れた後は野菜の肥料にしているという。
 代表の平和徳さん(37)は「まだマスクは外せないが、ヒマワリを通じて島原の自然の空気を感じてもらえればうれしい」と話した。

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