バラの香り、ふわっと リキュール「ウィリアムアダムス」発売

バラの香りが広がる潜龍酒造のリキュール「ウィリアムアダムス」=潜龍酒造

 長崎県佐世保市江迎町長坂の潜龍酒造(山下庄左衛門社長)は江戸時代に徳川幕府の外交顧問として活躍した英国人、ウィリアム・アダムス(日本名・三浦按針)にちなんだリキュール「ウィリアムアダムス」(300ミリリットル、1250円)を製造し、販売した。
 平戸市が昨年、三浦按針没後400年を記念して崎方公園(大久保町)に整備したバラ園「ANJINローズガーデン」には、国内の新品種として登録されたバラ「ウィリアムアダムス」が植栽されている。
 新商品は同社が自社製造の日本酒に県産のウメを漬けて作った梅酒に、ウィリアムアダムスの花びらを漬け込んだリキュールで、アルコール度数は7%。まろやかな味わいの梅酒に、ほんのりとしたバラの香りが絶妙にマッチした。女性をターゲットに、ピンクを基調にしたデザインで、ラベルにはバラとウメの花をあしらっている。
 佐世保玉屋や県内の酒販店、通販などで販売する。山下社長は「口に含んだ瞬間、バラの香りがふわっと広がる。和食にも洋食にも合うお酒として多くの人に楽しんでもらいたい」とPRしている。

新商品に花びらが漬けこまれたバラの新品種「ウィリアムアダムス」

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