驚くほど濃厚な味わい!青森・陸奥湾の絶品ホタテを手軽に味わえる山神の商品

栄養豊かな陸奥湾の絶品ホタテ

青森県の下北半島と津軽半島に囲まれた陸奥湾(むつわん)。八甲田山系をはじめとする近隣の山からミネラルたっぷりの水が注ぎ込まれ、良質なプランクトンが育まれます。

さらに、冷涼な気候、湾内の波の穏やかさは、二枚貝であるホタテにとって最適な生育環境です。

そんな場所で育った陸奥湾のホタテは、むっちりと肉厚で、驚くほど甘く濃厚な味わい。口の中いっぱいに、ホタテのうま味を味わえます。

陸奥湾のホタテは、ホタテをかごに入れて海中に吊るす「かご養殖」をはじめ、さまざまな方法で養殖されています。

こうしたホタテを加工する会社が、陸奥湾沿岸には多くあります。今回は、漁師である社長みずからホタテの水揚げを行い、さまざまな加工品を国内外に出荷している山神(やまじん)を訪ねました。

漁師ならではの目線で旬と加工にこだわる山神

油川(あぶらかわ)漁港から車で5分ほどの場所にある山神。創業は1965年にさかのぼります。

「山神の創業者は、陸奥湾のホタテ漁師でした。あるとき、東京の築地市場で食べた陸奥湾ホタテがおいしくなかったことに大変ショックを受けたそうです。漁師のプライドにかけて、お客さまにおいしいホタテを届けたい! そんな思いから、ホタテの生産から加工まで一貫体制で取り組むようになりました」。

そう語るのは、同社営業部の東山直樹(ひがしやま なおき)さん。

先代の意思は、漁師である現社長・神武徳(じん たけのり)氏へと受け継がれました。同社は現在、鮮度抜群のホタテを使ったこだわりの加工品を製造しています。

ホタテの旬は4月~6月。筆者が取材したこの日も、油川漁港では水揚げの真っ最中でした。

山神は、ホタテのかごを海中から船に引き上げるときも巻き上げ機械を使わず、屈強なスタッフたちが人力で引き上げています。鮮度を保つために、1分1秒も無駄にしたくないという思いがあるからです。

水揚げが終わると、自社工場ですぐに加工作業がスタート。ホタテを洗浄した後、スチームでボイルし、冷却、ウロ(中腸腺)取り、洗浄、急速冷凍、パッキングを行います。

ホタテは、真水にふれると浸透圧によりおいしさが逃げてしまうため、すべての工程において滅菌海水を使用しています。

「最新の設備も導入していますが、やはり最後は人の手に勝るものはありません。スタッフたちはホタテ1個1個に細やかに心を配りながら、職人技ともいうべき正確さとスピードで作業を行っています。それがうちの自慢です」と、東山さん。

同社では2018年、欧州連合(EU)に輸出できるEU-HACCP認証を取得。今は欧州、米国、アジア諸国にもホタテを輸出しています。

山神のオススメ商品

こんな山神には、さまざまなオススメのホタテ加工品があります。

漁師のほたてフライ

サクサクの衣の中に、ボイルホタテがまるごと1個入った「漁師のほたてフライ」。農林水産大臣賞を受賞した、同社の人気商品です。

生パン粉は、開発までに2年を要したというこだわりぶりだとか。調理する際は、凍っているフライを油で揚げるだけでOK。解凍の手間もなく、食べたいときにすぐに楽しめます。

アツアツのフライをほおばってみました。衣のサクサク感と、濃厚な味わいのホタテが絶妙なハーモニー! 思わず、もう1個、あともう1個と手が伸びてしまいます。

何もつけずに食べてもおいしいですが、東山さんによると、「わさび醤油を付けるのもオススメ」だとか。レタスやトマトなどお好みの野菜と一緒にバンズにはさんで、ほたてフライバーガーにしてもOK!

漁師のほたてフライ:税込465円(6粒)、税込1,382円(20粒)

ほたて飯の素

「ほたて飯の素」は、陸奥湾産ホタテの貝柱だけをふんだんに使用した、ぜいたくな逸品。水産庁長官賞を受賞した自信作です。

ご飯と一緒に炊くと、ホタテの豊かな香りがふわっと立ちのぼります。具材はホタテの貝柱のみで、あえてほかの食材は加えてないのだとか。そして、驚くのは圧倒的なホタテの量です。まさに、漁師だからこそできるぜいたくご飯です。

さっそくいただくと、ホタテの旨味と香りが口いっぱいに広がります。ゴロっと大きなホタテは、食べごたえも充分。かみしめると、満足感と幸福感で思わず食卓に笑顔がこぼれます。

冷めてもおいしいので、おにぎりにもオススメです。

ほたて飯の素:2合炊き200グラム 税込756円

青森ならではの味を自宅でも楽しめる!

山神では、ほかにもさまざまな加工品があります。オンラインショップにはオススメの食べ方も紹介されているので、ぜひ取り寄せて自宅で味わってみませんか? その濃厚かつ優しい味わいは、子どもにも喜ばれること間違いなしです!

漁師のじんおやじの店 (Yahoo!ショッピング)

青森の物産が集まる「アスパム」でおみやげもグルメも!

「青森を訪ねたら、地元のおいしい水産品を味わってみたい」という方にオススメなのが、「青森県観光物産館アスパム」。青森の頭文字である「A」をかたどった三角形の外観が特徴です。

中には、県内最大級のおみやげコーナーのほか、飲食店があります。

館内の「JF青森漁連アスパム直販店」では、活ホタテの量り売り(写真右上)をはじめ、県内の新鮮な海産物を買えます。ここでは、山神の「漁師のほたてフライ」(写真左下)も取り扱っています。

その近くにある「アスパム物産」では、山神の「ほたてオリーブオイル漬」(写真左上)を買い求めることができます。

ご当地ソフト「ほたてソフトクリーム」は、ほのかな塩味と甘さがベストマッチ。観光客にも大人気です。

「アスパム」では、このほか、青森の自然の美しさや迫力ある祭りを体感できる360°デジタル映像シアターや、地上51メートルの高さから陸奥湾を一望できる展望台が楽しめます。

なお、JR新青森駅直結の「あおもり旬味館」でも、さまざまなおみやげを買うことができます。時間のない方は、こちらに寄ってみましょう。

世界遺産に登録された遺跡も!青森に来たら観光も楽しもう

JR青森駅から徒歩1~2分の場所には、青森の名物・ねぶた祭りの歴史や豆知識、山車を展示している「ねぶたの家 ワ・ラッセ」があります。1年中、祭りの雰囲気を体感できるスポットです。

また、JR青森駅から車で約20分の場所には、「三内丸山遺跡」があります。ここは、2021年7月にユネスコの世界文化遺産にも登録された名所。約5900年前~4200年前の、日本最大級の縄文時代の集落があり、多くの観光客が訪れます。

青森を旅する際は、おいしい水産物とともに、ぜひ観光も楽しんでくださいね。

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