将棋の王将戦挑戦者決定リーグ1回戦の藤井聡太三冠(19)と糸谷哲郎八段(32)の対局が27日、大阪の関西将棋会館で行われ、82手で藤井三冠が勝利した。
将棋は角換わりから、激しい攻め合いになったが、藤井三冠が糸谷八段の攻めを正確に受け、最後はキッチリと寄せ切った。
王将戦挑戦者決定リーグは永瀬拓矢王座、豊島将之竜王、羽生善治九段ら強豪7人による総当たり戦。最も過酷なリーグと呼ばれ、1位が渡辺明王将(名人、棋王)への挑戦権を得る。仮にタイトル奪取となれば史上最年少四冠となる。
幸先のいいスタートを切った藤井三冠は「いいスタートが切れた」と語った。